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思わず「うまいっ!」と呟いた

私は落語が好きです。

NHKの #受信料 をちゃんと払っているので、元を取らなきゃ!と言うつもりはありませんが、毎週土曜日の早朝4時30分からの「日本の話芸」
毎週日曜日の早朝5時15分からの「演芸図鑑」の中の落語コーナー は
ほぼ毎週見ています。

先週の日本の話芸は金原亭 馬生 師匠でした。
演目は古典の 笠碁 というホロリとさせられる人情噺(ばなし)です。

#落語 は本編の話に入る前に、落語家の近況や世の中の動向をネタにした短い導入部があります。この部分を 枕(まくら)と言います。
落語好きの人なら説明要らず、そうでない人も聞いた事のある人もいると思います。
この枕も結構面白くて、落語を聴くもうひとつの楽しみと言ったところでしょうか。落語にはフルバージョンとショートバージョンがあり、与えられた時間でどっちで行くか?また、違う話にするか?という選択をしたり、枕の長さで帳尻を合わせたりします。ですから、一概に枕の長さはこれくらい、と言う決まりなんてありません。ただ、落語家さんによって、短めの人、長めの人と言うのはあるようです。

さて、金原亭 馬生 師匠の枕の中でこんな一節がありました。

#柳家 小三治師匠 がねー、最近首が痛くてね、頚椎(けいつい)の手術をしたらしいんですよ。

「枕が合ってないんじゃないですか?」と小三治師匠に聞くと
「うん、俺の枕は長いからなー。」と答えたそうです。

それを聴いて、思わず 「うまいっ!」と呟いてしまいました。

馬生師匠の創作かもしれませんが、小三治師匠の枕が長いのは有名です。
独特の  と言うか、なんとも言えない雰囲気のある師匠で、ただニコニコして客席を見渡しているだけで、なぜか笑いを誘ってしまいます。

小三治

最近BS放送で小三治師匠を見かけたけど、調子悪そうでした。先代 圓歌師匠、志ん生師匠、好きな落語家はどんどんあの世へ行ってしまいます。
次は小三治師匠か?・・・いえいえ、そんな事言っちゃいけませんね。
もうしばらく元気でいてもらわないと。

せめて志らくが一人前になるまでは・・・

お後がよろしいようで。

#志らく さんはれっきとした真打、師匠で弟子がたくさんいます。でも私は志らくさんと呼んでます。
え?なんでかって?それを聞くのは野暮ってもんですよ。

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