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コロナウイルスは水虫

まだ新型コロナウイルスが流行り始めた頃、そう、ちょうど志村けんさんが命を落とし、世間が驚愕した頃、宮崎の口蹄疫の記事を書きました。
口蹄疫は2010年、4月の後半に始まり、7月末で終息しました。徹底した移動制限、消毒、そして大量札処分と言う、家畜農家をはじめ関係者にとって地獄とも言える措置によって終息させることができました。あちこちの処分した畜舎や跡地には慰霊碑が建てられています。

10年経った今でも、その傷の癒えない人たちが大勢います。関係者や宮崎県民、近県の住民はウイルスと言う見えない悪魔に恐れおののき、今回のコロナウイルスに対しても他県の人たちよりも敏感で、神経質なのではないか?と思います。少なくとも私自信はそうです。
拡散した原因、状況はさまざまで、一口にこうだ!と断言することは誰にもできないでしょう。でも、ひとつだけ言えることは「ウイルスを舐めていた。」事ではないでしょうか?

感染してからの潜伏期間、人によっては発症せず、ともすれば感染してもいつの間にか直っているケースもある、本当に厄介なウイルスです。
結果論を言っても仕方ありませんが、クルーズ船での封じ込め、渡航禁止など、初期の段階で徹底した対策をとっていれば、現在のようなこと回避できたのではないか?そう思うと悔やまれて仕方ありません。

「感染がどうなるかっていうのは、本当に神のみぞ知る……」西村経済再生担当大臣の言葉を聞いて、終わったな・・・と言うなんとも空虚な気持ちになってしまいました。このままウイルスに翻弄され、負けを認めるということでしょうか?

経済も大事だからGoTo・・・もそのままでいくよ。
国民の皆さん、自分の身は自分で守ってくださいね。後はヨロシク!

国民にはそういう風に聞こえました。

当然ですが、Go to・・・は法律でも無いし、税金などと言う国民の義務ではありません。利用する人は利用するし、臆病な私のような人間は利用しません。ただ、それが原因で感染が拡大したり、止まらない、と言うのであれば政府は強制的に国民を、国を守るべきだと思います。有事の時こそ、批判を恐れたり、利権の保持などは考えず、目の前の危機を回避する手段を、勇気を持って実践して欲しいものです。
やってまずけりゃ軌道修正すれば良いだけの事。恥ずかしい事じゃありません。神のみぞ知る、まさに誰にもわからない未知の問題ですから、余計に修正に修正を加えながら模索して欲しいです。

例えが適切ではありませんが、コロナウイルスは水虫みたいな物ではないでしょうか?直ったと思っても忘れた頃に復活してくる厄介者。これでもか、これでもか!と、良くなったと見えても完全にというレベルまで気を緩めてはいけないようです。

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