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Danelectro (その1)

なんか、ひさしぶりのnoteだったりする(…いつもか…)

今回のテーマは「Danelectro」。
ギターのブランドだ。もともと、安物ギターと言う認識で、こやまはまったく気にしていなかったブランドなんだけど、見た目のレトロさおもしろさで「マチーダ楽団で使おうか?」と試しに1本手にしたら、見事にハマった。

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これすごい・・・・・
いや、すごく良い。
しかもオークションでうまく探すと、ちょっとした飲み会3〜4回分でそこそこ程度の良い個体が手に入る。これまでの、やれストラトだ、テレだ、シンラインだ、レスポールだ!と言っていたのはなんだったのか(ほとんど言ってないけどw)。

で、諸々調べて、今後の方針は以下の状況で落ち着いた。

・スタイルはショートホーンと呼ばれるものに限る(他には手を出さない)
なにしろ、レトロ感満載のボディシェイプが多数有るのでキリが無い

・同じ機種(品番)をダブって買わない
この価格ならなんとでもなる・・・が…
もともと合理的な作りなのと、素材の関係で個体差は他のギターに比べると圧倒的に少ないと思う。アコースティックギターのように同じ機種を弾き比べて「こっちが良い」と言う個体差はほとんどないのでは?

と、言うことでDanelectro DCに限った内容ではあるが、どハマりしているのでつらつら書くことにした。

ちなみに冒頭の写真のギターは59-DC。特徴は

■リップスティック・ピックアップ

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このピックアップは1958〜59年に作られたDC-59の元のモデル「スタンダード・ショートホーン」にすでに搭載されていたもの。もともとが価格を押さえたモデルなのでピックアップケースに有り物の口紅のケースを使ったシングル・コイル。Danelectroの最大の特徴だ。

■メゾナイトのボディ

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メゾナイトというのは木材チップを使った天然素材の成型板のこと。1920年後半から大量に使われた建築素材だ。ラワンのような安価な木(これは想像)でボディの枠を作って、それをメゾナイトでサンドイッチしたホロウ(中空)ボディ。気になるボディサイドにはぐるっとテープ(壁紙?)を巻いている。このメゾナイトという素材、簡単にいうと木を一度繊維にして、改めてそれを固めるという製法で作られる。工業製品なので自然の木と違って個体差が少ないと思っている。

■コークボトル・ヘッド

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レトロな雰囲気を醸し出す最重要アイテムがこれ。コーラ瓶のような感じなのでコークボトル・ヘッド。そこに大きなデカールで縦に「DANELECTRO」。良いねぇ(^^
微妙な曲線と、アメコミ的なフォントが映えるロゴ。あえてかっこよくしていないところが良いわ。

■アシカ型のピックカード

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確かにそう言われると「アシカ」に見える。このピックガードもメゾナイト。特筆すべきは、このピックガードはネジで止まっているだけではない。ジャック部分のステーがボディのトップにかみ合うようになっていて、引っ張る力に対して強度を持たせていること。よく考えられている。
あ、あとピックアップに接する部分はボディに両面テープで貼り付けられている。

■スタック・コントロール・ノブ

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黒(茶色)がボリューム、クリームがトーン。最初は「ボリュームとトーンが逆じゃ??」と思ったがすぐに慣れた。
ピックアップセレクターと組み合わせて、それぞれのピックアップをコントロールできるので合理的なサーキットだ。

初回はこのくらいにして次はもうちょっと突っ込むよ!

…つづく

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