レースレポート2023年9月17日(日) JBCF第3回南魚沼クリテリウム

カテゴリ:E1 (1.24㎞×30周回 距離:37.2km)
リザルト:DNF(出走:66名 完走:41名)

落車表現があります。苦手な方は読まないことをお勧めします。

前回の舞洲クリテでは8位と入賞まであと少しとなり、今回の南魚沼クリテでは何としても入賞したいところ。

今回はチームオーダーがあり、自分は「前半に積極的にアタックし逃げに乗る」というもの。今まで自分から積極的に動いたことはほとんどないので自信もないが、来シーズンの自分の力を高めるためにも、チャレンジしておく必要がある。不安と緊張が高まる。

この日はとにかく暑い一日だった。試走が9時過ぎで、E1スタートが13時過ぎ。のんびりすごしながら、いつも通りルーティンをこなし、スタートラインへ

レーススタート
昨シーズンとは比較にならないほど速い・・・
コーナー立ち上がりのインターバルがかなりキツイ

こんなスピードで前に出て逃げるなんて無理や・・・という弱気が頭をよぎ
る。
チームメイトは積極的に前に出て攻撃に参加している.。凄すぎる・・・何とか自分も動かねば、と思いながら少しずつ前へ位置を上げる。

12周回目、その時がきた。
1人逃げている選手。1コーナー過ぎて橋があり、やや登りで速度差が出る瞬間。ここ!という思いで逃げを追う。
協調は1人。必死で踏み、少し集団と間隔ができるも3コーナーで捕まり集団へ。何とか、1度は追走できたか・・・

一度、脚を休めて次の攻撃へと思い、20番手付近を走行しながら脚をためることに。
結果、これが良くなかった。
残り17周の看板を見て1コーナーへ。
僕の前にいた選手の「ああ!」というような声。前が詰まり、衝突。
「やばい!落車!!!!」と思った瞬間、後ろからの追突。
身体が前へ飛ばされ、そのまま地面へ転がる。

一瞬の間だっただろうが「このスピードで地面転がると、止まらんのや・・・」ということが頭をよぎる。
次に思ったのが「後ろから落ちてくる人にバイク踏まれたくない!」必死でバイクへ手を伸ばす。
一瞬なのに時間が長く感じられた。
幸い、自分にもバイクにも上から重なることはなかった。

終わった・・・
と思いながら身体を起こしながら動かす。
生きてる。頭は打ってないよう。身体も痛いけど折れてるような感じはない。
バイクは!?
フレームは無事そう。ハンドルはレバーが曲がってる、ホイールは・・・
両ホイールともに擦り傷が多数。おまけにタイヤのサイドを痛め、両輪パンク。
ああ・・・終わった。復帰もできない。(JBCFはクリテで落車等の場合、救済措置があります)

これでJBC最終戦が終わった・・・それしか考えられなかった。

ラップクリップ見てる妻やみんなに無事だって知らせなきゃ・・・絶対、心配してる。
トボトボと車へ戻る。
本当に泣けてきた。もうこれで、今シーズンのJBCFが終わるのだ。せっかくここまでやってきたのに。こんな状態で明日のロードは走れる気がしなかった。南魚沼に向けて積み上げたものも全て終わった。そんな気持ちだった。

妻にも無事を知らせ、明日は走らないと思うことも伝えた。チームメイトもみんな心配してくれ、本当に申し訳ない気持ちだった。悔しい。これで終わりか。もう明日は走れない。明日は補給要員だな・・・

そう思いながら、片付けをすすめた。

南魚沼ロードレースレポートへ続く

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