玉川徹氏と敵基地攻撃能力

「モーニングショー」玉川徹氏「敵基地攻撃能力持たなければ、中国は日本を攻撃しない」識者は抑止力と説明
https://www.daily.co.jp/gossip/2023/09/07/0016785024.shtml

> 元テレビ朝日の玉川徹氏が7日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、日本の敵基地攻撃能力に疑問を投げかけた。

> 玉川氏は、憲法9条について「日本国憲法があることによって、日本は世界の戦争に巻き込まれないですんだっていう部分もある」と分析した。

本当に憲法9条に実効性があるのであれば、もっと多くの国が導入するであろう。他国が憲法9条を導入したという話を聞かないのはなぜか。

>その上で、集団的自衛権の行使や敵基地攻撃能力についてコメント。中台で紛争が起きた場合「まず真っ先に狙われるのは沖縄の在日米軍基地。ここにミサイルなんかが来た時、日本はどうするかですけど、例えば日本が中国を直接攻撃する能力がなければ(日本は中国を)攻撃できない。攻撃ができないってことは日本を攻撃する理由もないわけです、中国にとっては」と説明した。「しかし、敵基地攻撃能力を持ってしまったら、(日本が中国を)攻撃できるわけですね。持ってたら、アメリカに言われたら攻撃をするかもしれない、中国の基地を。そうなった場合は日本は完全に中国にとっての戦争相手国になる」と持論を展開した。

敵基地攻撃能力が問題になるのは、それだけ兵器が進化したからではないのか。要するに、遠隔攻撃が可能なので、近づいてきた敵を撃退するというのでは足りず、敵基地攻撃能力が問題になってきたのだと思う。敵基地攻撃能力と防衛の観念の線引きは難しいところであるが、敵基地攻撃能力ゼロでは話にならない。

次に、玉川氏は攻撃ができないってことは日本を攻撃する理由もないと言うが、補給基地としての役割があれば攻撃をする意味がある。兵站という言葉をもっと話題にするべきではないか。

そうすると、日本がアメリカの補給基地の役割も果たさないのが一番ではないかという意見も出てくると思う。しかし、中国の過去の行為を知るべきである。

中国「最新官製地図」がヤバすぎる…! 南シナ海とインド国境地帯を勝手に自国領表記のやりたい放題を看過すべきか
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9ad0b4488dd0fc3cc1e8e956cb499d96747501?page=3

> 中国は1980年代から南沙諸島などでの島嶼や環礁の占有、軍事基地化を進めてきた。1995年にフィリピンのクラーク空軍基地、スービック海軍基地から米軍が撤退すると、その3年後から中沙諸島にあるパガニバン礁(英名ミスチーフ礁)、ルソン島サンバレス州沖約220キロのパナタグ礁(英名スカボロー礁)などに滑走路やレーダー施設などを建設して軍事拠点化を進め、実効支配地域を拡大させている。

抑止力が無くなると、不当な占領を行う。これが中国なのであり、米軍基地がなければ、日本もフィリピンの二の舞になるだろう。

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