見出し画像

番外篇② 飛鳥寺

こんにちは。
だいぶ間があいてしまいました。
毎日暑いですが、皆さんは体調管理はしっかりされていますでしょうか。
水分・塩分補給はもちろんのこと、睡眠も大事だということなので
しっかり睡眠を取りましょう。

今回も、昨年訪れた奈良・飛鳥地方に鎮座する「飛鳥寺」です。

おそらく前回も書いたと思いますが
飛鳥地方は初めての地だったので
見るものすべてが「新鮮」でした。

飛鳥寺は創建は蘇我馬子で、蘇我氏の氏寺でした。
飛鳥寺と言えば、もちろん

ご本尊の飛鳥大仏(釈迦如来像)、です。
もちろん、はじめまして、です。
想像していたよりも大きく、とても優しいお顔をしてらっしゃいました。
7世紀前半、鞍作鳥(止利仏師)の作と伝えられていますが
損傷が激しく、どの部分が鞍作鳥作で、補修を受けているのがどの部分なのか、諸説あるようです。
本来、寺社堂内撮影禁止、というところが多いのですが
こちらの住職さんは「もっと皆さんに広く知ってほしい」ということで
撮影OKにしているということだそうなので
御多分に漏れず私もしっかり撮影させていただきました。

大仏さまに見とれていて気付かなかったのですが
目の前には、なんと仏舎利が安置されていました。

立札にあるように「日本最古」(推古天皇元(593)年)とあり
創建当時、五重塔の心礎(塔の心柱の礎石)に仏舎利が埋納されました。
が、建久7(1196)年、落雷にて塔は焼失、翌建久8(1197)年に東大寺の僧・弁暁が焼失した塔の心礎から仏舎利と荘厳具を取り出し、再び埋納したと伝えられています。
まさか「仏舎利」を拝めるとは思ってもいなかったので
感動のあまりこちらもしっかり撮らせていただきました。

飛鳥地方は聞くところによると、どこを掘っても文化財が出土するので
人口を増やさないようにしている(移住は難しい)そうです。
考えてみれば、古代の「政治の中心地」だったわけですし
いまだ解明できていないものも多く存在しているわけですから
明日香村全体で「土地を守る」という考えはとても賛成です。
風光明媚で、自転車で走っていても本当に気持ちよくて楽しいです。
次回はもっと時間を取ってゆっくり回りたいと思っています。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
安居院(鳥形山飛鳥寺)
真言宗豊山派
奈良県高市郡明日香村飛鳥682
本尊:釈迦如来像(飛鳥大仏)
新西国三十三カ所観音霊場第9番札所
(思惟殿:本尊・聖観音)
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?