Moderato@新木場STUDIO COAST「アイドル甲子園」

新木場、アイドル甲子園、野外イベントでのModerato。
僕にとってはModeratoのライブを観れただけでも、十分すぎるくらい楽しいイベントでした。
そのくらいModeratoのライブは最高で、もっともっと観ていたい、終わってほしくない、そんなステージでした。
マーメイド甲子園の、海をバックにしたステージは開放感にあふれ、今まで観たことのないシチュエーションでのライブに、開演前からテンションが上がりっぱなしで、ずっとわくわくが止まらず。
たくさんのアイドルがステージを繰り広げる中、Moderatoのステージはやっぱり特別な思いがありました。

最初の「せーの」のイントロが流れただけで、心までも踊り出すような、そんな瑞々しいリズムがステージの開放感と相まって、どこまでも広がっていくようでした。
ちょっと言葉では表せないくらい、気持ちよくて心地よい瞬間が、青空を切り取ってModeratoに降りてきたみたいで。
6人の、コバルトブルーとホワイトのシルエットが鮮やかに映える。
せーの!のかけ声も高く空に抜けて。
そしてこんなにも外の空気が似合う曲だというのも知ることができて嬉しかった。
モータウンビートの陽気なテンポが暑さでさらに弾む。

軽やかな余韻を残したまま「初恋なんです」へ。
こういうフェスでミディアムナンバーってどうなんだろう、て始まる前から期待と不安が半分ずつだったけど、歌が始まった瞬間に杞憂だったと笑ってしまいました。
海と空だけのダイナミックなロケーションに、恋する気持ちを切々と歌う甘いメロディー。
そのコントラストがあまりにも鮮やかで。
2番の「地球儀を回す まるで君はアメリカ 私はイギリスね」のフレーズでは、バックにちょうど飛行機が飛んでいて。もう出来すぎた一連のシークエンスに感極まっちゃって、思わず涙が…
沸くでもなく、煽るでもなく、歌の想いがステージをつくっていく。それこそがModeratoなのかな、て。

最後の「王子様はアイツじゃない!!」で、もう全部Moderatoに持っていかれちゃいました。
パワフルだけどキュートなキレのあるダンス。
ヒートアップするコール。
メンバーの弾ける笑顔。
歌声が伸びやかに響いて。
最後のサビ前の「とっくに気付いてたのに…」の美羽ちゃんのパートでは、想いがあまって柵から乗り出してコールまでしてしまいました。ここすごく好きなパートなので。
メロディーとフレーズと美羽ちゃんのボーカルが、すごい一体感をもって響いてくる。瞬間の音楽の魔法。

モデラートには、きっとこれからももっと素敵なステージが待っていると思うけど、今日このライブを観ることができて、本当に嬉しかったし、心から楽しかった。

今日のこのステージがたくさんの人の心に響いて、もっともっとModeratoが続いていきますように…

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