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第2回仮想ロッテ陣営振り返り

どうもskyです。今回はプチドラ以降人生2回目の仮想ドラフトに参加させていただきました。まだまだ未熟な身であり粗が目立つとは思いますが、自分なりのロッテ陣営の指名意図の解説をしていきたいと思います。①②は指名に至るまでの分析なので指名選手についてだけ見たい方は③からどうぞ。以下駄文失礼します。

①現状分析

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ここでは上のロッテのポジション別年齢構成表を参考にしてロッテの現状を簡単に分析していく。尚筆者は育成は当たればラッキー的な物だと考えているため相当な2軍成績でも残していなければ今回は編成の計算に入れていないのでご了承を。

・野手

捕手...正捕手田村の年齢未満の支配下捕手が佐藤のみ。その負担の大きさや彼のコンバートの可能性も考えると一人は正捕手候補が欲しい。

一三塁...ここでは外野の方に入っているが井上の後釜として山口、サードも安田を育成中。しかし彼ら以外の長距離砲リソースがおらず層が薄い。

二遊...二塁手は中村が奮闘しているが後継者不足。遊撃は消去法的に藤岡。期待されている平沢のスぺやそれ以外の二遊を守れる選手にも決め手に欠け一番の穴となっている。

外野...レギュラーから若手中堅まで非常に充実している。層だけでいえば12球団トップクラスだろう。

また、25歳以下の右打者が西巻山口西川と少なく、こちらも補強ポイントとなっている。

・投手

先発...石川美馬二木小島岩下の一軍ローテは派手さはないがイニングを食いゲームメイクができる。その中でプロスペクトの佐々木朗希古谷中森、怪我で離脱中の種市西野、新人の鈴木昭河村、中堅の中村稔佐々木千などと現状将来含めて充実した選手層を持っている。

中継ぎ...唐川ハーマン益田の勝利の方程式が強力。しかし彼らを含め主力のリリーフはほとんど30歳を超えており、同時多発的な劣化におびえる形となっている。先発勢も緩急や球種のコンビネーションで抑えるタイプが多く、中継ぎ転向を考えられる選手が少ない。そのためまずは直球の威力で押せる選手が欲しい。

また、成田(2015ドラ3)以降高卒左腕の指名がない+リリーフ左腕が少ない。

長ったらしく書いたが超ざっくりまとめていくと内野全体と中継ぎが補強ポイントということである。

②近年のドラフト分析

スクリーンショット (56)

上の画像を見るだけで語れることは沢山ありそうだが筆者が着目したのは2点である。

まず1点目としては2017以降上位での長距離砲の指名がないことである。基本的にプロ野球で4番を打つようなスラッガーとなる選手は上位3位以内で指名されることが多い。2018ドラ4山口や2020ドラ5西川も有望ではあるが過度な期待は禁物である。よって上位での大砲系のプロスペクトの補充をしたいと考えた。

2点目としては2018、2019のドラフト1~5位の選手が対のようになっていることである。

2018高卒野手→大卒投手→大卒投手→高卒野手→大卒投手

2019高卒投手→大卒野手→大卒野手→高卒投手→大卒野手

このように獲得することで投打の指名順位的のバランスが非常に良くなっており、自分の仮想ドラフトでもなるべく2020の流れに乗せたいと考えた。

また、2020ドラフトの上位は先中どちらも行ける鈴木、ゲームメイクに長けるローテP的なイメージの中森、10年守備走塁を生かしたサブとなれる小川とチームの層を上げるような指名だった。それに対し仮想ドラフトでは「チームの核を担えるようなインパクトのある長所を持つ選手を指名していくこと」をコンセプトとしていた。そのうえで指名選手を紹介していく。

③指名選手紹介

・支配下

1位 有薗直輝 内野手 千葉学芸高 右右

参考動画

コロナ禍のなか高2秋までで41本塁打放った怪物。内外角問わず飛ばす才能を持ち、ハイアベレージなパワーヒッターになることが期待される。千葉出身、右打者、長距離砲と指名しない手がなかった。昨年でいえばSB1位花咲徳栄井上が似たタイプだと思う。安田が1軍に行き2軍のサードも空いたのでしっかり打席と守備機会を与えた育成も可能。

2位 中山誠吾 内野手 白鴎大  右左

参考動画

身長190cm84キロの体格から2019秋は.270 3HR、2020秋は.385 4HRと長打力が武器のフィジカルモンスター系内野手。打撃フォームがとても綺麗でチームの核となれるポテンシャルがある。守備の動画はなかったが記事によると俊敏な動きらしい。今回の指名の重要ポイントだった。

現状の遊撃手とは違う打撃特化のタイプとしての期待、安田以外のサード長距離砲としての層強化もといケツたたき、中村の後釜など様々な役割を期待。今期は打力に魅力のある即戦力内野手が多かったが、現状の内野陣と差別化できる「長距離砲」は彼だけでありどうしても欲しかったのでこの順位で指名した。

3位 山下輝 投手 法政大学 左左

参考動画

千葉出身の剛球左腕。188cmの体躯からmax151キロ、平均でも140後半をバンバン投げる。変化球は緩いチェンジアップやカーブがメインウェポンで三振もとれる。制球はアバウト。

この順位はもともと真っすぐで押せる即戦力として米倉貫太(Honda)を狙っていたが思いがけず山下が残っていたため直前に変更し指名。うちにはいない真っすぐで押せる左のリリーフになれる。地元出身なのも高評価。

4位 野呂田漸 捕手 秋田中央高 右右

参考動画

1年生ながらチームを甲子園に導いた捕手たる捕手。肩の強さもさることながら最大の魅力は捕手としての判断力や投手とのコミュニケーション能力の高さ。肝も座っており、将来的に日本代表正捕手も狙える逸材。1年で5番に座る打力も魅力。

担当の推し。確実に次代の正捕手を担える選手だと思ってる。この順位で獲れるか不安だったが獲得できて嬉しかった。2020ドラフトに合わせたパターンで行くとここは大卒野手でしたが下手に指名しても現状の野手とともに埋もれそうだったのでここは高卒野手を想定。獲られていたら宮下朝暘の指名を予定していたが直前で宮下+同じ高卒捕手の松川が指名されて心臓が止まりかけていた。

5位 石田隼都 投手 東海大相模高 左左

参考動画

すさまじいテンポで投げ込む左腕。真っすぐは角度もキレもよくアベレージ130中盤~140前後出ている。スライダーやチェンジアップのキレもよく、この年にして緩急による打者との駆け引きを知っている。183cmの身長も魅力。

成田以降途絶えていた高卒左腕をここで指名。陣営としては木村松浦に次ぐ評価をしていた。近年ロッテは大隣コーチ就任に伴い左腕が育ってきている中でそのメソッドを活かせそうな小島のように緩急が使え、成田のように身長が低すぎない左腕としてニーズにぴったりな選手だった。

6位 山崎凪 投手 中央学院大 右右

参考動画

1年生で代表候補入りしたmax149キロのキレの良い直球とスライダーを操る右腕。制球力も非常に高い。欠点といえばスタッツ的に無双してるわけではない点か。千葉出身。

投手の補強はあまりいらないとは書いたが即戦力が山下一人では流石に寂しいのでここでもう一人指名。個人的にはロングも任せられるリリーフとして考えている。先発もできそうで使い勝手がよさそうなのも〇。制球が良くて決め球を持つ自分の好きなタイプの投手でさらに地元出身と推さない理由がなかった。

7位 三輪拓未 内野手 常総学院 右右

参考動画

広角にぐんぐん伸びる打球を放てる右のSS。リストの強い送球が持ち味の守備をする。足さばきがやや不安か。

次世代の高卒右打者のSS候補として獲得。打撃センスが非常に高く身長も180近くありながらスラっとしているのもまだまだ筋肉がつきそうでポイント高い。守備は紅林と似たタイプに感じ、その紅林が割と守れてるのでプロでもSSを期待できると思い指名。

8位 下井田悠人 内野手 報徳学園 右左

近藤健介のようなバットコントロールとミートセンスが光る好打者。線もまだ細くパワーアップ次第で大化けしそう。守備もサードながら俊敏な送球でよさげ。ほかのポジションを試しても面白そう。

補強ポイント的には7位で終わりだったのだがどうしても支配下で指名すべき選手だと担当が感じたのでごり押しで指名。うちには少ないちゃんと「率」を残せそうなタイプで守備も上手そうなのが高評価に繋がった。夏までにもっと評価を上げてほしい。

育成指名

1位 綱脇慧 投手 東北福祉大 右右

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サポーターのジョウヤさんの推し枠。清水とともにダブルエースで花咲徳栄を優勝に導いた右腕。大学でもそのキレのある速球と制球を生かしノーノーを達成している。

2位 白井真弘 内野手 享栄 右左

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竹山日向投手の動画を探していた時に目に留まった担当の推し枠。「アウトにする」守備ができる遊撃手。ボールへの入り方、送球との連動が素晴らしい。打撃の形も中学時代の動画を見た感じ良かった。中学日本代表。

3位 西村 王雅 投手 智辯学園 左左

サポーターのジョウヤさんの推し枠②。サイドハンドからのキレのある真っすぐと投手らしい強気な精神力が持ち味。名前がくそかっこいい。

4位 永谷 魁人 投手 城北高校 右右

ロッテの高身長右腕育成枠が一人は欲しかった担当の推し枠。185cmの長身からmax138キロながら角度のある威力の強い真っすぐとスライダー(パワーカーブに近い)が持ち味の右腕。フォークはそこそこだが決め球の違う二木2世になれるポテンシャルを感じる。

全体の指名をまとめるとこんな感じです

指名結果

①で示したリリーフと内野手、高卒左腕などの補強ポイントや②で示したような長距離砲の獲得、また指名バランスも5位までは概ね似たようなものにできたんじゃないかなと思います。実際ほぼ事前に建てたプラン通りの指名ができ、ロッテ陣営としては補強ポイントと推しを押さえた大変満足のいく指名結果となりました。

おまけ:指名プランA,B,Cの表

スクリーンショット (59)

スクリーンショット (60)

④終わりに

以上で第2回仮想ロッテ陣営振り返りを終わりたいと思います。最後になりますが今回の企画を運営してくれたブラウンさん(@ut1057)、広範囲の選手のリストアップを行ってくれたサポーターのジョウヤさん(@joya_hayakawa21)、第2回の仮想を盛り上げてくださった他陣営の皆さん、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。めちゃくちゃ楽しかったです。またこのような機会があったとき関わっていけたら幸いです。それではこの辺で失礼します。

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