今オススメする梶浦音楽、30th記念アルバム『Parade』を聴け!
前回書いた記事が1月なのにもうセミが鳴いている。どれだけnoteほっぽり出してたんだと思うけど、さすがに放置しすぎた。既に書こうと思って塩漬けのままの題材が3つくらいある。
でも最近、友人に『気軽にnote書け』なんて言っておきながら、自分が全然書いてないこと思い出したので流石に書こうと思った。いや義務なんてもんはないけど、リハビリ兼ねてちょっと勢いで連ねていくことにする。
今回は自分がずっと愛してやまない『梶浦由記の音楽』について語る話。高校の時のアルトリコーダーの試験で7回再試やった程の音楽センスのなさなので、そういう布教としては下の下だけどご勘弁を。言い訳おわり。
活動30周年おめでとうございます!!
いやまずはこれなんですよ。本当にすごい、そして自分が30歳な現在、自分が今まで生きてきた時間ずっと作曲してきたと思うとビビるしか無い。息が長いクリエイターってただそれだけで尊敬ものだ。
そして、その30周年を記念して作られたアルバムが『Parade』だ。
梶浦音楽が……梶浦してて……すっごいの(語彙力)
まぁそんな語彙力のなさをどうにかしつつ、まずこのアルバムで気に入っている曲を一部紹介していく。
・『もう君のことを見たくない』
初っ端からなんてタイトルだろう、しかも歌いだしまでタイトル通りで驚愕だ。でも歌詞を追いつつ曲を聞くといつもの梶浦由記の描く物語みたいのが浮き上がって来る。どうしようもない矛盾を嘆きながらも諦めたくない、そんな慟哭みたいな歌詞がやさしいメロディと共に流れてくる。自分は割りとわかりやすくメロディックな曲が好きなタイプだから、こういうシンプルに訴えてくるのは心に残る。
Fiction Junctionに新規加入の歌姫:ritoさんがあまりに梶浦音楽に馴染みすぎてるのも、そこそこ長くファンやってる身としては驚きだった。最初気づかなかったからね。これからもどんな曲を歌うのか非常に楽しみだ。
・『蒼穹のファンファーレ』
これは長くSAOの主題歌を作ってきた梶浦由記が、SAOのメインテーマのメロディなどを用いたSAOのための曲だ。しかも歌っているのが藍井エイル、ASCA、ReoNaというSAOの主題歌を彩ってきた3人。これはアニメGGOまでしか追ってない身の自分ですら、SAO世界そのものを叩きつけるかのようなイメージが頭に浮かんできた。というか公式でPVあるから観たほうが早い。
SAO世界そのものみたいな音楽でただただ唸るしか無い。個人的なここすきポイントは、ラスサビ前のドラムの溜めからの3人揃ったラスサビ歌いだしの開放感。
・『Parade』
説明不要、タイトルナンバー。これも公式があるからまず聞いてほしい。
たぶんだけど、自分はこの曲には極めて個人的な感想でしか語れそうにない。Kalafinaから梶浦由記に出会った15年間、その期間だけでも十分すぎる長い長い旅の記憶が、この曲の熱に焚べる薪になるからだ。
これまでの楽しさも、交わらなさも、懐かしい感傷となって振り返る。楽しく響いていた祝祭の音楽が、今までもこれからも内包して道を示す。この先にあるものも、いつかはこのパレードを構成する過去になるように。
喜びの思い出そのものを描くような音楽は、どうしたって記憶それ自体がそれらを煽り立てるスパイスだ。純粋な・客観的な評価などする気にもならない。だがそれでいい、僕は今までの15年に感謝したいのだから。これを聞いてくれる君が梶浦音楽との付き合いが浅くても、そんなことは気にすることはない。ただ意味もわからない祭り囃子に目を輝かせる子供を叱るなど、野暮なんだ。ただ楽しそうなパレードを君にも見てほしい。
とりあえず『Parade』から語りたい曲だけ抽出した。ここからまだ他のアルバムとか過去の曲を語ろうと思ったけど、語りたい内容が長くてこのまま続けるとまとまらないから別記事にします。続編はたぶんすぐ書き上がると思うので、そちらもよろしくお願いします。
※追記
続編書き上げたけどリンク忘れてました