あやしうこそものぐるほしけれ

・東京旅行に行ったので考えたことをちょっとまとめる。あとは日常の日記

・行方不明展の感想ちょっとだけ
内容の感想は書くの面倒なので思ったことをちょっとだけ……。
私は正直、一人でインターネット上で見た方が情報に没入しやすいかなと思った。周囲に人(しかも、都会のファッションをした普段見ないタイプの人たち)が大勢いるとノイズになる。これは私が田舎者だからかもしれない。社会実験みたいな展示方法だとは思うけど、それにしたって状況が想定外でびっくりしちゃった。

・旅行の夜、みんながお絵かきしてるのを見てなんだか羨ましくなって、私もiPadを広げてみた。ぴっぴろぴーの線しか引けなかったらどうしようと思ったが、ブランクが多少あっても手は覚えているもので、案外描けるじゃんと思った。挑戦しないでぐじゅぐじゅ言うのは良くないね。

・私が毎日のんべんだらりと出社退社就寝している間にも、自分の周りの人は生きていて、成長しているんだなと慄いた。私も一人暮らしをした方が良いかもしれない。生きる力というか、生活の責任感があまりにも足りないから。

・太郎が「感想言うの得意じゃない」と言っていたが、私もまあまあ苦手だと思う。展示物のキャプションや地理歴史の情報を食う行為がまず苦手で、見ているものと情報とをリンクさせて自分の考えを吐き出すのも難しい。例えば、大河を観て内容を理解できている人はバケモンだと思っている。(あれは学校で習う日本史をちゃんと理解していたかどうか、興味を持っていたかどうかも関係していると思うが)

・私に唯一感想が言えるのは、人体を含む造形物の見た目だけだ。あれも、「この時代の彫刻はどこそこの宗教に影響を受けて云々」みたいな情報に対してはサッパリだけど、作った人がどこにスケベを込めたかは見れば分かる。(私が思い込んでるだけという説もある)

・いきものの形が好き。一般的な「美しい肉体」だけじゃなくて全部。痩せても太ってもそれぞれ魅力があって、その人の食生活や運動の状況が見える気がする。←これ情報じゃんと思うかもしれない。そうかも。

・魅力といっても性的魅力とはちょっと違っていて、「ほっほっほ……人間が自然法則に従って肉体を持っておるのう……」みたいなイメージである。ただの肉フェチ大スケベ。

・インターンで来てくれてる学生の子、ほぼ毎日遅刻しているのですごいなと思う。就職する予定がない会社だから少々適当にやっても大丈夫というのはあるんだろうけど、だからってそんなことできるメンタルを私は持っていないのでシンプルに羨ましい。一回遅刻したら何度も夢に出ると思う。

・この間仕事でケーキの試食があったんだけど、人数の都合上5種類のケーキをそれぞれ一口ずつ分けることになった。
味の体験としてものを食べるなら一口で十分だな……と思った。

・おいしいものをもっと食べたい気持ちって、一度にたくさん食べたいじゃなくて明日も明後日も食べたいな~みたいな、回数的なもんだと思う。(私は)
でっかいパフェを食べるのは「でかくて甘いものを見て脳を甘やかしたい」欲求を満たすためであって、最初の一口、二口以降は惰性で食べてるだけな気がする。

・おいしいものを少しずつ食べるのは金がかかるから、またでかくて安いケーキを買って脳をヨシヨシするんですけどね

・人にあげるためのものを作るって緊張する!(ねこちゃんの服)
普段だったらちょっとしたずれや歪みはちょちょっと縫い込んだりしてなんとなく胡麻化してしまう。人にあげるんだからそんな適当やっちゃだめだよ。
これはプレゼントだけど、売るために作るとなるともっと緊張するのかなあ。全部同じクオリティでいっぱい作らないといけないもんね。