宗教としてのSDGs

いきなりの自己紹介で恐縮ですが、常に薄ら鬱でお馴染みの私です。どうも。

酒に酔った時どうなるか、泣くのか寝るのか騒ぐのか、人によって違うように、病んだ時どうなるかも人それぞれだ。
私の場合、漠然とした申し訳なさが襲ってくる。自分という生き物が存在していることで、何かしらのリソースが割かれているのが申し訳ない。それは会った人の時間だったり、気遣いだったり、自分が消費したものだったり、とにかくすり減って無くなるもの全部が対象になっている。高校生の頃は照明を使うのが申し訳なくて、トイレの電気を消して入るなどしていた。面白いですね。

話は少し変わるが、「カーボンニュートラル」についてご存知だろうか。今だったらクロネコヤマトのCMで菅田将暉が紹介しているかと思う。簡単に説明すると、主に企業が、「自分たちがCO2を排出するのは止められないけどそれだと地球に優しくないから、環境にいい事やって相殺します」つって植林したり、環境にいい事業をしてる企業に投資したりするようなことだ。
これと全く同じ発想で、私は「環境にいい事すればプラマイゼロになるのでは?」と考えた。入社2年目の頃である。

具体的に何をしたかというと、まず、環境に負荷がかからない商品や食べ物について調べた。主に日用品、毎日消費するもの。大手企業は結構頑張って商品開発しているみたいで、普段使っているものにも簡易包装や植物油インキなんかの工夫が見られる。少し安心する。
それから、新しく買うものを少しずつ、環境に優しそうなものに移行している。ハンドクリームをボディショップのやつに変えて、手帳はプラスチックがあんま使われてないやつにした。無印良品とrushが今の所の推しブランドだ。こう書くとめちゃくちゃ意識が高い人っぽいけど、病みの一貫なだけである。

この活動の何が問題か。なんか思想が強くなることだ。環境について考えてる企業を上げて、特に考えてない企業を下げがちになる。周囲の人に対してもそういう目線を持つようになる。ここまで来ると宗教みたいなもんである。
ここがヨーロッパならまだしも、日本なのでなおのこと良くない。日本では「SDGs(笑)」派が多いから、非常に居心地が悪くなるわけだ。なんでだよ!お前らマジでその………なんなんだよ!
SDGsに似た思想に、自然派とか反ワクチンとかあるのも良くないのかもな。

まあ、環境にいい事するのはいい事だし(小泉)、色んな知識もついたから、自分にとって100%悪影響だとは思っていない。化粧品のラメってプラスチックだからあんまり良くないらしいですよ。
こういう風に、周囲の人間に知識をべらべら喋ったり思想を押し付けるのもよろしくない。分かっているが宗教っていうのはそういうものだ。止められたら止めてるよ‪。

そういうわけで、私の環境意識が垣間見えることがあるかもしれないが、どうか暖かな目で「コイツ病んでるな」と見てやってほしい。以上です。