シリアス難しい

私は真面目な文章を書くのが苦手だ。
 物心ついた時からずっとそうで、学校の作文でも読書感想文でも日記でもひとボケかまそうとしてしまう。
 鬱々しいツイートをする時でさえ何か思いついたら「ついでに書いとくかぁ」と打ち込む。重苦しい気分の筈なのになんか間抜けになって、何も悩んでない人みたいになる。
  
 真面目な雰囲気に耐えられないのも理由の一つには違いないが、なんかこう………関西の血が暴れてる?母は島根の出なのに。
ボケたい自分と真面目にやりたい自分が戦っている。
 
 完全シリアスな小説を書いてみたこともあったが、シリアスでい続けることに重きを置きすぎてどこか物足りなく、ラストもオチを付けないせいでしり切れとんぼで、「コイツうわの空で書きやがったな」が伝わってくる文が出来上がってしまった。
 実習の振り返り、企画書といったボケられない文章だと途端につまらなくなる。「人を楽しませるのが好きです」みたいなこと言って入社したのに、未だ真面目でカタい人間だと上司に思われている。違うんです!ボケを許してくれる雰囲気になれば俺はもっとやれます!
 
 エモい文章が書きたい。情景描写モリモリの綺麗な文章が書きたい。血なまぐさい戦いが監督:三谷幸喜 みたいにならないようにしたい。無理。助けてくれ。