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笛に任せよう。

私はフルートのことを「笛」と呼ぶ。
フルートは不思議な楽器で、木管楽器ではあるが、木で出来ているフルートもあるけど、殆どのフルートは金属で出来てる。
フルート以外の木管楽器はリードという薄い葦の木を切ったものを歌口に付けて振動させる原理で音を出すのだが、フルートはリード楽器では無いので音を出すメカニズムが全く違う。

「風の強い日に、窓を少し開けると、風の音がヒューってするじゃないですか、または子供の頃にコーラとかビール瓶とかで音を出しませんでしたか?
フルートの音が出る原理は、窓のヒューだったり、瓶のフーだったり、それと同じなんですよ〜。」と、よくMCで説明する。「なので瓶で音が出た経験のある方は、大丈夫!フルート吹けます😊」と、付け加える。

コロナの世界になって、フルートの仕事は月に5〜6回あったのが、年に5〜6回あったかな?くらい減り、モチベーションも無く、家で笛を吹かなくなった。それ以外の勉強に集中したかったし、本職はフラワーエッセンスと占星術だし、と、思っていたのだけど、
先日、ブライダルの仕事を引き受けちゃって💦笛を出して練習はじめた。

ああ😢
音がカスカスで鳴らない。
そりゃそうだわ。
笛に触れてない時間が長すぎた。

本職のカウンセリングセッションをしているとき、私は笛のことを忘れている。使う脳の部位が違うのだと思う。
家に帰ったり、友だちの活躍を見ると、ときどき笛吹きだったことを思い出す。(過去形かい)🙄

今日は久しぶりに1時間半練習した。
以前と少し違うアンブシュア(唇の案配のような型のようなもの)にしてみた。ていうか、チカラを抜く調節を意図的に。
長く吹いてないから。
それが良かったみたいで、最初はカスカスだったけど、このアンブシュアの方が鳴りが良いというか、スポンと息が入って、笛が勝手に響いてくれる気がする。✨

そこで気づいた。
笛に任せよう。
笛が鳴りたいように、それを手伝う感じで息を入れたらどうだろう。(その方が楽で体力も消耗しない)

なんかね、
ここ2年、体験や考え方の変化があったのも、リアルに息づかいに関連する感じで、
もう自然に任せたいというか、(笛以外でも)出来る限りあらゆることを操作しないでおこう、
とか、
そういう感じに定着するといいな。
それが、出る音に反映されていくといいな。的な。

突然話題変わるようだけど、(変わってないけど、)
アレクサンダーテクニークは「反応」を扱う。
私は過敏すぎる体質なので、あらゆることに反応し易い。

反応してしまうこと、
反応を敢えてしないこと、
禅問答も含む、プライマリーコントロール。

いや、難し過ぎて、ほぼ出来てないんだけど(笑)アタマの片隅に置いておくだけでも少しは違うよね。

と、
フルートのこと書こうと思って書き出したのだが、話題がスライドしていきつつ何となく着地する。

明日は笛は吹けない環境、
明後日は吹ける。
いちにちおきの練習。
久しぶりの笛練習は、なかなか結構シンドイけど、
やはり私は笛が好きだー。
と、笛吹いて思い出す。

そうだった。
思い出した。
一生掛けてバッハを吹き続ける、は、笛を出すたびに実行していて、これに終わりは無いだろうなあ。
バッハは曼荼羅だと思うから、ドツボであるが、永遠へと続くのだった。(壮大)

音さえ戻れば、土曜の譜面は大丈夫。
た、たぶん。。
あと2日でどれくらい復帰出来るかしら。(ヤバい)
笛に集中しているので、他のやりたい事は来週迄後回しになっております。(誰宛でも無い言い訳を。。😅)

⭐️

上の写真は、オホーツクの海に向かって笛を吹いていた6年前。

命への祈りを込めて。




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