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今どきの大学生とのおしゃべりは楽しい!20歳以上も年下とは思えない、刺激をもらった日。

糸かおの店番も2度目となりました。今回は午後番ということで、少し早めに到着し、気になっていた2階に上がってみたところ・・・
九州大学の学生4人で経営している本屋さん!しかも新刊書店!
もともと、下にある糸かおの一棚オーナーだった学生がやっている本屋があるよと聞いていたので、てっきりそれを大きくした中古本の本屋を始めたのかな?と思っていたので、まさか新刊の本を取り扱っているとは(驚)

自分たちで好きな本を選定し、発注して、売り切って、お店の家賃を払っているそう!
「コロナ元年に入学したからこそ、何かやりたいという衝動で始められたのかも」と運営4人のメンバーで紅一点のはなちゃんは言っていたけれど、もう立派にお店の運営が成り立っているではないですか!?しかも、お店をスタートさせて、1年半も続いているそう。

本を並べている棚も、レジ棚も、あちこち目に入るもののほとんど全てを、自分たちで作ったり、友達が作ってくれたり。壁塗りも自分たちでやったとのこと!
スタンプもしおりも作っていて。インターネットで個人でなんでも買える時代だからこそなのか?なんでもカッコよく見える!

自分の学生時代(もう23年、いや25年前くらい?)を思い出しても、当時はまだポケベルからPHSを持ち始めたくらいでパソコンなんてほとんど触る機会もないくらいの時代だったから、手書きで書いてコピーするくらいしかやっていなかった気がする・・文集の延長のような手作り感満載なものしか作った記憶がなく、お世辞にもおしゃれとは言い難いものばかりだったなあと思わず、回想しながら、あちこち写真を撮らせてもらった。

ここだけ何もない白い壁。
はなちゃん曰く、ここの壁の色だけ、4人の意見が合わずになかなか決められず・・結局、あとでなんでもできるようにまずは「白」にしたそう。

ちなみに額に入っている写真の4人がお店を運営している4人のメンバー♪

そして、実は今日は記念すべき日。この日の夜に、この壁を彩る「ライブペインティング」イベントを開催するとのこと。
反対側の壁に展示されている似顔絵を描いた絵描きさんが思うがままに筆を走らせる。この似顔絵も不眠で描き続けたという話を聞いたら、どんな力強い絵が真っ白な壁に出現するのか?
今日、たまたま2階に上がってきただけなのに、夜のイベントが待ち遠しくなってしまった。

店番も終わり、上のイベントのお客さんなのか、若い人たちが集まってきた・・私も参加していいものかと、ゆっくりと店番の片付けをしながら、イベントが気になって仕方ない。

また2階に上がらせてもらって、今度は、この新刊書店を始めようと言い出した店長とおしゃべり。名前を聞くのを忘れてしまったけれど、バンドもしているとのこと!九大生でバンドもやって、本屋もやってと、本当にすごいしか言葉が出ない。

1階と2階をうろうろ行ったり来たりしていたら。
ライブペイント中にお笑いをするという学生さんたちが集まってきた。
九大でお笑いサークルに所属している「カロリン」と落研(落語研究会)の「キャリ〜」。
お店の外で、ネタ合わせをしている「カロリン」。なんか青春だな。

キャリ〜の写真は撮り忘れたけれど、ネタに使う紙粘土をコネコネしながら準備している姿を見ていると、将来「ピン芸人」として突然テレビに映っていそうなあやしい雰囲気を醸し出していた。

イベントの開始時間を待つも。なかなか始まらず。
後ろ髪をひかれながら、用事があって年齢だけは大人な私は退散することに・・・
帰り道も電車の中で、インスタライブを覗いてみるも、この日に限ってイヤホンを忘れてしまう・・「アーカイブを残してね」とメッセージを送ると、はなちゃんがすかさずコメントを見つけてくれて。

その日の夜遅く帰ってアーカイブを見せてもらった。
カロリンの地元を絡ませたネタやキャリ〜のどことなく賢さが滲み出ているネタにひっそりとした夜にちょっと吹き出してしまった。

少しの時間だったけれど、20歳以上も年下の学生たちとのおしゃべりは新鮮で楽しくて、刺激を分けてもらった。
また壁の絵をじっくりと見に行きたいな〜。
糸かおの棚を借りているだけなのに、新たな出会いがいっぱいで、これは棚に並べた本が売れる以上に楽しみが次から次に増えていく・・来月の店番もまた楽しみになりました。


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