やりたいことがないので、「こうありたい」を考えた話

「私がやりたいこととは何か?」について考え続けていた1年前、こちらのnoteを読みました。

世の中には、やりたいことがある「夢組」と、やりたいことがない「叶え組」の人がいて、自分が「夢組」と「叶え組」のどちらなのかがわかれば、それぞれに合った生き方ができるよね。お仕事をするときは、「夢組」と「叶え組」がチームになるといいよね。というお話です。

ちなみに私は、間違いなく「叶え組」です。「将来、何になりたい?」といった、小中学校の卒業アルバム制作のときに聞かれがちな質問には、いつも回答に迷っていた人間です。「世の中のお仕事には、いい面だけではなくて、辛い面もあるでしょう?まだ子どもだから、知らない職業もあるでしょう?だから、現時点でやりたいことは決められない。」と思っていました。まぁ、なんとも可愛げない子どもだったと思います(笑)

そんなことがありつつも、「大人になれば、やりたいことが見つかるだろう」と思っていましたが、大人になっても見つからない・・・。やりたいことが見つからず、もがいていた20代後半の私を救ってくれたのが、こちらのnoteでした。やりたいことが見つからなくても、「夢組」に協力してもいいし、「夢組」のように情熱をかけてしたいことがなくてもいいのだとわかって、心が楽になったのを覚えています。

今回のnoteでは、私の経験をもとに「『叶え組』なりの、やりたいことの見つけ方」について、書いていきたいと思います。「やりたいことはないけれど、現状を変えたい」、「やりたいことはないけれど、もっと楽しく生きたい」と考えていらっしゃる方に、読んでいただければ嬉しいです。

「こうありたい」を考える

これは、お世話になったキャリアカウンセラーに伺った方法です。やりたいことが明確でない場合は、なりたい姿や状況を目指すのが、満足度や幸福度をあげることに繋がりやすいそうです。私の場合、やりたいことはありませんでしたが「こうありたい」状況があったので、書き出してみました。

例えば、

・自分とじっくり向き合う、内省の時間を取れるようにしたい。
・1人でじっくり考えながらできるお仕事をしてみたい。
・できるだけ在宅でできるお仕事をしてみたい。

このような感じです。「これは無理かな?」、「これは恥ずかしいかな?」などと考えずに、書き出していきます。(集中できるように、部屋にこもって書くのがおすすめです。)

次に、人からよく褒められること、自然とできること・やっていてストレスにならないこと、やっていて楽しかったこと・興味があることをできるだけ多く書き出します。自分では「それほどのことでもない」と思っていても人から褒められることは得意なことの可能性が高いです。また、やっていて楽しいことや興味があることは、好きなことと同義でしょう。

書き出し終えたら、目指す姿や状況に繋がりそうな項目がないか探します。この時点で、項目が絞れていなくてもOKです。このステップでは、「自分に何ができそうか」が把握できれば大丈夫です。

誰かの役に立てないか考える

書き出した項目を活かして「誰かの役に立てないか?」考えてみましょう。必要としている人がいると、目指す姿や状況に近づくスピードが速くなります。身近に「夢組」の方がいるのであれば、協力できることはないか聞いてもいいですし、いない場合はクラウドソーシングサイトなどを利用して探すのもいいと思います。

私の場合は、クラウドソーシングサイトの案件を見ながら、「自分にできることはないか?」を探しました。最初は、データ確認や簡単なシステムテストなど事務作業を受注し、「こうありたい」状況に近づけるように徐々にライティングのお仕事に移行しました。事務作業もWebライティングも、前述のワークで得意なことや興味があることに含まれていたので、それほど悩まずにお仕事を検索・受注できました。

最後に

大学生の頃から、起業を目指す方、スタートアップ企業を経営されている方とお話する機会が多く、「明確な夢をもっていて羨ましいな・・・。」と思ってばかりいました。だからこそ、やりたいことを探し続けていたのですが、「叶え組」の存在を知り、「明確な夢はなくていいから、『こうありたい』を考えよう」と切り替えることができました。

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