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睡眠不足が与える影響

睡眠不足が当たり前の異常な国、日本

−−米国のシンクタンク、ランド研究所の試算によると睡眠不足による日本の経済損失は年間15兆円とされるなど日本人の睡眠不足は問題となっている。睡眠研究の専門家の目から見て、現代日本人の睡眠状況はどのようなものなのだろうか?

厚生労働省の国民健康・栄養調査結果(2017年)の報告では、1日の平均睡眠時間が6時間未満の割合は男性36.1%で女性は42.1%となっている。

働き盛りの40代では、女性の5割以上が睡眠6時間未満と答えている。男性も48.5%とほぼ半分が6時間未満だ。

必要な睡眠時間は本来、
何時間なのだろう?

現在、研究で明らかになっている成人に必要な睡眠時間というのは7時間である。

しかし、今の日本の環境では7時間眠るのは現実的に不可能だという人も多いのではないか?6時間というのがギリギリのラインだろう。

6時間未満の睡眠が続くとさまざまなリスクが高まる。1日だけならなんとかなるかもしれないが、日常的に続けていくと、睡眠負債が溜まって、過度の睡眠不足状態になっていくと言われている。


タバコの健康被害より危険な6時間未満睡眠

リスクを考えたらタバコの健康被害どころではない。睡眠を1時間減らすほうが、タバコを吸うよりも圧倒的に危険なのだ。

まず、脳の働きが鈍くなる。集中力が低下し仕事のパフォーマンスががっくりと落ちます。逆に言えば、会社側は社員を長時間働かせても、睡眠時間が足りていなければ給料を払っているだけの労働力は得られない。

精神性ストレスの蓄積も約5倍に増え、うつ病などの精神疾患にかかる可能性が高くなると言われており、自殺のリスクも約2〜4倍高くなることがわかっている。

また、風邪やインフルエンザなど、ウイルス性の感染症のリスクが約5倍増加するという報告もある。アルツハイマー型認知症の発症リスクも高くなるようだ。


私たちはもっと
私たち自身の身体と向き合って考えて
いかなければないだろう。。

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