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ホテルのクソ固シーツって結局どう扱うのが正解なん?

今日は朝からバスに乗り、晴れの国岡山に降臨した。

バスが岡山駅に着くのが12時過ぎ、倉敷での用事が15時。絶妙に時間が空くので、カフェでnoteでも書いて暇潰そうかな~などと思っていたのだが、ふと、その広告が目に止まった。止まってしまった。

そうだ、

岡山城行こう。


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/デンッ\

私の城郭知識はどうしても、幼い頃から通い詰めた姫路城ベースになってしまうので、ちょいちょい白鷺城との対比も挟みつつ観ていきます。

県庁前のバス停で降車し、グーグル先生に言われる通り歩くと、どうやら完全に裏から入ってしまったようで、

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まずは紅葉と石垣がお出迎え。素敵。

ここの石垣は、宇喜多時代のものと小早川時代のものとが並立してるとのこと。四角く切り出した石を詰んだ宇喜多時代の石垣と、丸い石を詰んだ小早川時代の石垣とをはっきり見比べることができる。ゼミで野面積みや穴太積みやら習ったんだけど、あんまり覚えてないや~すみません。


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城内に入ると、櫓や部屋などの跡があり、それぞれに簡単な説明があった。安土桃山時代の築城以降、何度か埋め立てた跡が発掘されたらしく、地下に下りて昔の石垣や地層を見ることもできる。めちゃくちゃ楽しいぞ……。


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Akazu-no-mon。字面がかっけ~~!! バチクソに明いてたけど字面が格好良いので許します。


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明けてる門を抜けると、オシャな広場がある。これ、天守閣の礎石なんだって。

岡山城、実は戦争時の市街地空襲で焼けちゃってたらしい。そうなのか。悲しいね。

遺ってた礎石をそのまま移し、元々天守が建ってた場所に、鉄筋コンクリで今の天守を建て直したとのこと。こういう天守を外見復元天守といい、名古屋城や広島城、熊本城なんかもお仲間だそうだ。


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というわけで天守本体が見えてきた! すごい!

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でかいでかい!

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すごいすごいすごい!

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黒~~~~~~~~!!!!!!!

姫路城が色白黒髪清楚だとしたら、岡山城はガン黒金髪ギャルだと思う。何が言いたいかというと、どっちも最高です。

姫路城の最上層は鯱が両サイドに見えるが、岡山城の最上層は鯱が向こうを向いている。縦横の向きが逆だと、結構違って見えるな。

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/コンニチハ\


さて、城内。

もう本当に、これまで行ったことのあるどの城とも全然違ってめちゃくちゃびっくりした。そもそもこれまで、姫路、松山、彦根と、たまたま現存天守にしか登ったことが無かったしね。

エレベーターがあるし、城内土足だし、なんなら城内に店があった。

カルチャーショック。同じ日本なのに。

なんていうか、こう、心から愛していた恋人を喪ってしまって、必死になってアンドロイドとして復活させたものの、やっぱりそれは本当の彼女じゃないみたいな、なんかそんな感じの切ない気持ちになった。伝わってほしい。

でもどうせなのでエレベーター使いました。一瞬でお城を下りられるの、めちゃくちゃ不思議な感覚で面白ぇ~。しばらく無限に上り下りだけしたくなっちゃった。迷惑なのでしませんでした。


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これは天守から見えた金鯱と堀と後楽園。美しいね。

バス停から歩いてるときや、マップを見てるときにも思ったんだけど、岡山城の堀はすごく自然に河川を引っ張ってきてる。めちゃくちゃ綺麗。今日は時間無かったけど、後楽園もまた行きたいな~。


そんなこんなで、約一時半程度、比較的慌ただしくも、岡山城を観賞しました。黒い板張りの壁は、松本城や広島城にも共通する、安土桃山期に建てられた天守の特徴なんだって。

姫路城も、初期の城が建てられたのは戦国期だけど、現存天守は江戸時代初期に建てられたもので、彦根城や名古屋城など、他の多くの天守と同様、白い壁が特徴。

ガン黒金髪ギャルなお姉ちゃんと、色白黒髪清楚な妹。とても良いですね。

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最後に、個人的に一番盛れたお姉ちゃんをば。

夢中になって写真撮ってたら、風で降り注いでた落ち葉の一枚がたまたま鞄に入ってた。エモエモのエモかよ。エモ過ぎてモスバーガーになったわね。素敵に無敵な出来事だったので、帰ってから押し葉にします。

久しぶりに城郭に行くと、やっぱりめちゃくちゃ楽しい。お城って良いな。とりあえず現存十二天守は絶対踏破したいし、大阪や名古屋や熊本や、その他もたくさんたくさん行ってみたい。

てかホテルの消臭抗菌スプレーの威力がすごくて上着べっしゃべしゃになったんやけど、これ明日大丈夫?

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