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祝門徹底考察 Vol.2〈公認大会優勝〉

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いいたします🙇
今年は最終に残ることを目標にぼちぼちやっていきたいと思います。

早速私事ではあるのですが、先日1/3(水)に行われた『[公認] 鹿刺し杯 vol.79』でドロマー祝門を使い優勝することが出来ました!

公認大会で優勝したのはこれが初めてであり、レベル5という1番規模の大きい大会で優勝できたことがとてもうれしいです。約半年間祝門を使い続けた自分にとってこれは自身のモチベを飛躍させる大きなことであるとともに今まで行ってきたプレイングや考察がある程度報われたと感じています。


そこで今回は、自分が優勝することができた構築を解説するとともに各対面のプレイングや自分が対面しているときに考えていることを書き連ねていきたいと思います。


興奮冷めぬまま書き下していくのでいつもより拙い文章になるのですが是非目を通していただけるとありがたいです。


本文はあくまで思考を整理していく過程と考えているので基本全文無料の投げ銭方式としています。
余裕のある方はご購入していただけると励みになります。





使用・構築経緯


まずは自分が今回『祝門』というデッキを握るに至った経緯と、決まった後の構築の変遷について説明していきます。

結論から申せば、今回の公認大会で握るデッキははっきり言って祝門1択でした。決め手となったのは主に

  • 好きなデッキであること

  • 使用期間がそこそこで、自分のこのデッキに対する理解が他より高いこと

  • デッキの安定性や爆発力が段違いに高いこと

  • どのデッキにも基本的に勝率が見込めること


です。


自分はこのデッキをリリース直後から使用しているいわば祝門ヘビーユーザーです。
デッキの有利不利に関してはそこらの新参環境デッキよりも熟知しており、メイ様環境や大地サイクリカ環境をともに生き抜いたこのデッキにとって今の環境で戦うのことはそこまで苦ではなく、むしろここしかないと考えました。

また4コスト軽減ルーターが脅威の8枚搭載といった安定感、かみ合った時の爆発力が他のデッキにはない魅力であると感じ、また自分もそこに魅かれ、ずっと使用しています。


以上を考慮し、今回は祝門で行こうと決めました。

黒単ワルボロフも候補デッキに挙がっていたのですが、自分のプレイングの未熟さや祝門と不利対面が重なること、環境最多母数と考えていたモルト王に安定した勝率を見込めなかったことがあり、今回は使用を見送ったという形になります。


さてそんな訳で早速祝門を使用することを決め、ランクマッチで練習をしていました。もちろん自分はチームに所属していないので、一人で調整していました。当時のリストが以下になります。

ver.1

しばらくこのリストで回していたのですが、ここで重大なことに気づきます。それは

『 ビートが思ったよりいねえ 』

ということ。このときの環境トップの一角に白単天門が存在しており、生半可な攻めを圧倒的なパワーで押しつぶすデッキです。このデッキが環境に存在している以上、ビートが最大母数になることはないと思い、アクアスーパーエメラルの枚数を減らしました。

またこの段階でドローソースが過剰だと考え、エナジーライトとコアクアンのおつかいの両刀からおつかいのみにシフトチェンジしました。

加えて、Vanベートーベンやドラゴ大王などの詰みに回答するために陰謀と計略の手を搭載し、ver.2が完成しました。

ver.2

この段階でわずか5コストで自軍エンジェルコマンドを二体展開できるガガカリーナの使用感も試してみました。

結果から言うと、こいつ別にいらないです。


自分のリソースを稼いだり相手のリソースを剥ぎ取れない以上、ただのエンコマポン置きは別に強くないこと、ピン差しなので都合良く引き込めなければならなく、出せる段階ではすでにオーバーキル味を感じていたため、結局不採用という結論に至りました。

陰謀と計略の手についてもほとんど同様で、多色事故がストレスに感じたこと、採用枚数に対する活躍が見込めないことが多々ありました。サイキック環境でないとこいつの真価は発揮できないと感じ、同様に不採用という結果に落ち着きました。


それよりも浮き彫りとなったのが宿敵白単天門です。この構築だと大量のエンジェルコマンド軍団を突破できないのです。

そこで受けにも攻めにも使えることのできる最強スパーク呪文、反撃のサイレントスパークを複数枚搭載したことで冒頭の構築が完成したと言うことです。

ver.3




当日の環境読みと対策


大会に参加する以上、不利対面に関してはしっかりとした対策を講じなければなりません。

個人的に現環境デッキで祝門が不利を取るのは以下の3デッキだと考えます。

  • 白単天門

  • 黒単ワルボロフ

  • 4cヴィルヘルム


この中である程度リソース勝負に持ち込める白単天門は他の2つよりも勝率を出せると考え、先にも述べた反撃のサイレントスパークの搭載に至りました。


他の2つのデッキは構築にもよりますがモルト王がめっぽうきつく、このデッキが最大母数となりそうな公認大会の場ではこれら2デッキの母数はそこまで多くないと感じ、特段対策カードは入れませんでした。


また白単天門は環境トップだということも考えると、継戦能力の高いビート系やシンプルに強いUKなんかも存在していると読みました。


そのようにして迎えた当日のマッチアップがこちら


ドンピシャでした。明らかに前半に後攻が偏りすぎてはいますが、幸運にも不利対面に被弾することは一度もなく終えることができました。モルト王感謝。


構築解説


改めて当日優勝した構築はこちらです。

結局次元がブラフになった。

見てわかる通り特段尖った構築にしているわけではなく、むしろめちゃくちゃ丸い構築だと思います。


基本的な動きや確定枠に関しては前回の記事でも話してるのでここで改めて説明をしたりはしません。もしご興味がありましたら一度目を通していただけると嬉しいです。




《採用カード》

ざっくり大まかに説明していきます。


アクアスーパーエメラル 2枚

二段階防御

ビート対面に間に合わせるための札。先にも説明したとおり、ビートダウンの母数の減少により2枚に減らしました。盾0にされることこそ弱いもののエメラルーダには無い強みがあると思いさすがに抜くわけにはいかないと感じたため、一定数存在しているビートに抗うためにも2枚の採用に落ち着きました。


またこのデッキでは貴重な青単色マナであり、コアクアンのおつかいをマナに埋めるストレスをなくすために採用したのもあります。


貴重な1打点にもなる優秀な場面もあったのですが、逆に声援で焼かれる場面も多かったので、結果としてこれで正解だったのかなと思います。



コアクアンのおつかい 4枚

はじめてのおつかい、ギリギリ成功かな?

圧倒的ハンドアドバンテージ。
先述したアクアスーパーエメラルの枚数の変動によってこちらの枚数も変動させました。本来エナジーライトを採用していたのですが、青単色をギリギリまで削って最大限のアドバンテージを取る方向にシフトチェンジしました。


結果的に同型にリソース勝負を持ち込めたり、次につながる4コスト軽減ルーターを自引きこみで高確率で手中に収めることができるのでこの方向で間違いなかったのかなと思いました。


同型戦ではこの山上の3枚の情報がとてつもなく大事になってくるので、都度確認するようにしましょう。



聖騎士ヴォイジャー 4枚
祝儀の堕天チャーマジュン 4枚

最強


最強ルーターたち。
大型エンコマを軽減しながらドローソースになるのめちゃくちゃ強い。

チャーマジュンについては特に話すことないです。強いので。
なのでヴォイジャーについて話していきたいと思います。


こいつが絡むことで次ターンの動きの最大値や爆発力が大幅に上昇します。また、チャーマジュンと違い自身の盾を犠牲にしなくても良いキャントリップ持ちなのでビート対面にも安心してだすことができます。


こいつ自体にアルファリオンが乗っからないことは覚えておきましょう。



音感の精霊龍エメラルーダ 2枚

耳を澄ませ

こいつはテキスト以上の役割があります。本当に毎回助けられた。


①エンジェルコマンドな点
こいつは種族がほんとに優秀。盾に祝門やその他トリガーを仕込みながら場に残るエンジェルコマンドという種族は、オレオレダークネスやアルファリオンなどのバリューを最大限引き上げるためには十分でした。

②盾仕込み能力
アクアスーパーエメラルと比較できるのは、1番は仕込んだトリガーカードを使えると言うことです。
2枚目のこのカードは単に仕込むだけのカードから盾のトリガーを能動的に使えるとても器用なカードに変わります。このカード下で打つ祝門からでる闇エンコマ、特にオレオレダークネスは5コスト3ハンデスするバケモンになります。

このほかにもこいつの強さは細かなところに現れます。是非自分で強さを確かめて見てみてください。



ウェディングゲート 4枚

説明不要、次



反撃のサイレントスパーク 3枚

書くことない

個人的超器用&ストレスフルカード。良い点と悪い点があります。

〈良い点〉
・器用
シンプルに効果を選択できるので選択の幅が広がります。状況や見えている枚数によって選択も変わっていくので細かなところは対面解説で説明します。

・色
これは利点でもあり欠点でもあるのですが、優秀な色基盤という意味で良い点とさせていただきました。

〈悪い点〉
・色事故
自分は多色事故を起こすことが1番のストレスだと考えているのでこれは仕方ないといえ突っかかる部分でもありました。

総じて天門以外にも役割を持つことができるので積極的な採用に至りました。


おまえら

とくになし


浄域の精霊ウルソフィア 2枚

能力的にはボディついたちっちゃいサイスパ

こいつの1番の強みはブラックオブライオネルで仕込めるシールドトリガーなこと。
盾から素引きしても最低限の仕事はしてくれる上、4000というパワーラインが絶妙です。

キャントリップ持ちなので山を掘えることもでき、サイレントスパークにボディがついたと考えてくれれば使いこなせると思います。


サイレントスパークに枠を譲ったこともあり2枚の採用に落ち着きました。



聖霊王アルファリオン 3枚

叡智の門(祝門)は拓かれた。

超絶ド安定フィニッシャー。
青黒祝門と違いこちらはヴォイジャーによる素出しも狙えます。
2体以上立てるとほぼ勝ち確なのでできればそれを目指していきます。

またロングゲームになったときにとりあえず出す→盤面のコントロールをしていくのも覚えておきましょう。


序盤に引いても特に強くないのと、先述したとおり2枚以上絡めたゲーム展開していきたいので多めの3枚にしました。




またここからは採用を見送ったカードについても話して行ければと思います。あくまで各自調整するときの参考程度になればうれしいです。


《採用を見送ったカードたち》

構築を見てもらえばわかると思いますが、今回のコンセプトは『いかに自分の強い動きを強く通すか』です。


つまるところ自分のメインの動きに直接関与しないカードは思い切って不採用あるいは枚数を減らしています。


1.特攻人形ジェニー

いたずらするわよ

祝門と言えばこいつ、という人も一定数いるのではないでしょうか?
自分も青黒祝門の時は色々お世話になりました。

しかし今回はドロマー型。青黒の時より1色多いわけで、その分色配分も考えなければなりません。先のコンセプトと併用して考えた時、動きに関与しない且つ黒単色の枚数をこれ以上増やす訳には行かなかったため、今回は採用を見送る形になりました。


2.制御の翼オリオティス

真面目にやりなさい

対同型&天門メタ。白の単色マナになるのがとても大きいが、刺さる対面が極小的であり、尚且つ同型は2ターンに出すことが出来ないとターン毎における動きの強さが1段階ずつ下がるデメリットがあります。

出せばターンを稼げるものの、そこまで枚数を割けない→都合よく引いてくるしかないあくまでご都合カードの域を超えることは無かったため、採用を見送りました。


3.地獄門デスゲート

ルカルカナイトフィーバー

Vanや大王を返せるトリガーではありますが、先にも申した通り4Cヴィルヘルムはデッキ単位でモルトがメタってくれていることと、ジェニー同様黒単色が多すぎることもあり、白単天門を対策する反撃のサイレントスパークに枠を譲った形になります。


4.龍素記号Xfクローチェフォーコ等の墓地メタ

百万超邪

トップで引いても弱い。コンセプトに反している。
ってのが1番です。墓地ソースにはアルファリオンで蓋をすれば大体大丈夫だし、黒単はアウトオブ眼中なので特に採用しなくてもいいかなと思いました。


5.エナジーライト

これが1番好き

先にも申した通りドローソースが過剰になったため不採用としました。枠見つけ次第入れてもいいと感じますが、こいつを入れればそれだけおつかいの質が落ちることは十分注意してください。


特に同型戦はカード1枚のリソース力で勝負が着く場面がほとんどなので、無理して増やすより8枚取れている軽減ルーターから繋がる札を増やしたいと考えたのもあります。


6.超次元バイスホール

パワカ

4cを重く見るなら採用してもいい1枚。パワーカードではありますがデッキの黒単色マナが増えすぎることがネックなので今回は不採用としました。超次元の詳しい解説は前回の記事にて行っているのでいろいろ試してみてください。簡単に例を挙げると

  • 4cにはキル+ヤヌスで即席過剰打点&バウンスケアができる

  • ビートにはシューベルトで無限耐久(比喩)ができる

などです。このほかにもたくさんの択があるので環境に応じて採用してみるのが良いと思います。



対面相性と意識していること


最後に各環境の対面相性とマッチングしたときに意識しているプレイを解説していけたらと思います。ここは本当に個人の考え方次第なので、「ここはこの方が良いのではないか」といった意見もあると思いますが、あくまで現段階の一個人の結論として聞いてくれるとありがたいです。


また主に当日の試合でマッチングしたデッキや特に意識を置いたデッキを中心に解説していくつもりです。


そのためもしかしたらデッキによっては物足りないと感じるかもしれません。そこのところはご容赦ください。それではどうぞ。




モルト王  有利

まじで無限に対面してた

最大母数。直前のランクマッチでも対面したほとんどがモルト王でした。この対面で意識していることは、

  1. 超次元の確認

  2. 各種トリガーと除去呪文の枚数の確認

  3. モルト王なのかヴィルヘルムなのか

  4. シールドに仕込むカード

以上の4つです。順に掘り下げていきます。

1.超次元の確認

小学生の時の環境

主にエバーラストガイギンガソウル2枚目の有無を見ています。前者はスターインザラブで破壊ができないこと。後者は単純に打点が伸びることです。この2枚のいずれかあるいは両方が見えたらオレオレダークネスを大切に取っておくプレイングをします。この2枚の攻撃にオレオレダークネスを当てていくということです。

またまれにボアロアックスバトライ武神が見えることもあるので、後者の場合はデッキ内に次元龍覇グレンモルト「覇」があることやそこからつながる大型ドラゴン、特に詰みであるドラゴ大王の存在を意識するところまでをゲーム開始時に確認しておきます。


2.各種トリガーと除去呪文の枚数の確認

基本的にアルファリオンを立ててから殴りに行けば勝ち確定なのですが、そんなこと向こう側も分かっています。なので盤面が広がらなそうだったらとっとと殴ってしまうのもひとつです。

特にトップデックのパワーは向こうの方が高いので、じり貧になって押し切られたーなんてことがよくあります。

そこで殴りに行く前に、必ず相手の除去呪文等を確認しておいてください。最近のモルト王の構築だと主にボルメテウスホワイトフレア英雄奥義バーニング銀河で、アクアスーパーエメラルまで考慮するなら翔天と天恵の声援があります。またまれに天守閣龍王武陣が入ってることがあります。

くそかっこいい

これらの枚数を把握するために重要なのは、相手のフェアリーの火の子祭の試行回数によって変わってきます。上記のカードはどれも赤マナかつ山にいても弱いので割と率先してマナに置かれます。トップデックで勝負されやすい反面、盾になにが埋まっているか割と予想できる場合もあります。

またバーニング銀河に至っては盾から踏むと言うより道中でヴォイジャーやチャーマジュンを除去するために使われることが多いのでこのあたりの枚数は常に把握しておくと殴りに行きやすいです。


3.モルト王なのかヴィルヘルムなのか

これは次の項目にも言えることなのですが、ガイムソウからどちらを出すか或いは出そうとしているかでプレイングが変わってきます。

モルト王の場合

行くぞ!二刀龍!

そもそもアクアスーパーエメラル1枚でジャスキルが止まる場面なので特に心配はいらないのですが、ガイギンガソウルの2枚目がある場合にはごり押しで突破される場合もあります。

またモルト王はギガハートにより攻撃中破壊されないので仕込んだ盾に突っ込んでくることがあります。盾になにを埋めるべきかは後述しますが、どれを取っても少なからず裏目があります。

ヴィルヘルムの場合

祝門はこいつが一生課題

今回注意すべきなのはこっちです。まず盤面のヴォイジャーorチャーマジュンとマナの色を確実に持って行かれます。またガイムソウからでてきた場合には先ほどの事象がもう一回起こります。かといってマナの色を作らないor盤面にクリーチャーを立てないと、トップデックからドラゴンをたたきつけられてゲームエンドです。

対策はなるべく黒単色を埋められるようにすることと、ルーターをしつこくしつこく投げること。ヴィルヘルムで除去されはしますが、その分こちらのハンドアドバンテージは増えていきます。ヴィルやモルト王がほとんど見えている状態でしびれを切らしたモルト王側は割と殴ってくることが多いので、祝門でカウンターをかましてやりましょう。


4.シールドに仕込むカード

最後になりますが、個人的にモルト王と対面したときに優先的に仕込むトリガーカードを順に発表していきたいと思います。仕込むカードをどれも上手く引けていたとしたときの優先順位は

ウルソフィア→サイレントスパーク→祝門

の順です。多少状況によって変わってくるので一概にこの順とは言えないですが大体この順番です。

理由はモルト王は2回目の攻撃時に仕込んだシールドを攻撃してくる傾向があるからです。

基本的にこの対面はスパーク等のトリガーで一度返してから手打ちの祝門によって盤面アドバンテージを取っていきたいです。攻撃中破壊されないモルト王に祝門を当てることは除去手段という意味ではあまり有効ではないです。(すでにラブがいるときに追加のブロッカーを立てるために埋めるということはします。)

そうなってくると残りの2枚になるわけですが、先述したとおりモルト王は基本的にブロッカー1枚でジャスキルが無くなるのでウルソフィアを優先した形となります。

長くなりましたが以上4点を踏まえて自分は有利対面という結論に至りました。



UKパンク  有利

目覚めたブー

めちゃくちゃプレミする対面。個人的には有利対面としましたがここは練度によって大分変わってきます。UK使っている人はみんな上手いと自分は思っています。

それでも有利だと思ったのはこちらのハンデスという戦法や相手のトリガーに呪文が多いという点からコンセプトを通しやすい点で有利としました。その上でこの対面意識していることは、

  1. トンギヌスの槍の枚数把握

  2. マッドネスの有無と種類


です。また順に解説していきます。



1.トンギヌスの槍の枚数把握

ブータンの攻撃時、「思考中」が無くなるのがトラウマ

祝門の天敵にしてメインの負け筋、こいつをぜっっっったいに打たせるな。
はい、少々トラウマがよみがえりましたが、なんとかやっていきます。

相手はロビーとブータンを使いこいつをより多く引き込み複数枚絡めて貫通させる戦法をよくとります。

しかし、UK側もこいつを4枚がっつり取っている構築は少なく、だいたい3枚の構築が多いです。なので試合に絡むのはせいぜい2枚ぐらいだと考えてもらって大丈夫です。この前ACで4枚とんできて死んだけど。

対策は解決できるトリガーを複数枚仕込むことと、アルファリオンを早期に着地させることです。複数枚とんできたら仕方ありません。そのときは割り切りましょう。

早期に祝門を踏ませてハンデスするという戦法もとれるのですがそこで問題となってくるのが2つめの要点です。


2.マッドネスの有無と種類

はい。これがあるからこのデッキは強い。ここもマッドネスの種類によって対策方法が変わってきます。


サンダーボルトの場合

サ「うかつだったな!!」
自分「ほんとだよ」

2枚引いて打点にもなるバケモン。こいつのせいで先述した戦法が取りづらくなり、強引に押し切ろうとすると逆に槍を絡められて負けることもよくあります。

対策というか分かりませんが、このカードをあえて複数枚出させることでUK側のLOを狙います。ブータンで3枚ロビーで2枚掘り進めると結構山が
削れます。
あと盤面も結構埋まるのでUKパンク時に出したいクリーチャーが出せないデメリットもあります。

また幸いにも6000というパワーラインなのでライオネルやダークネスで止めることができるという点で対策します。


龍覇グレンリベットの場合

デストロキールさん

正直最近はあまり見ない札。
ゲーム開始時の超次元公開で大体入ってるんだろうなーと思いながら、でもヴォイジャーやマジュン焼かれたくないしなーとか思いながらプレイングします。

別に打点は祝門で返せるしドローソースにもならないのであまり気にしていません。


モルト王と比べると大分ざっくりとしていますが、おおまかな考え方はこんなかんじで、正直アドリブで臨機応変に対処していく対面だと思っています。槍とマッドネスさえ注意すればデッキコンセプトを通せるので、今回は有利対面としました。




祝門  先手有利 後手不利

MC1択

ハッキリ言います。今回の構築だと先手ゲーです。
自分の思考を先手と後手に分けて解説します。

先手

1番は特攻人形ジェニーのケア。できれば手札に多色カードをため込まないようにしましょう。3ターン目まで無事たどり着けばコアクアンのおつかいでリソースの確保ができ、そこからは先手の優位性でことを運んで、アルファリオンまで到達できれば完璧です。4コストのルーターは次ターンの上振れを狙ってヴォイジャーを投げるのが一般ではあります。

道中、オレオレダークネスを上手くかいくぐる必要がありますが、しっかりとリソース管理をしていれば特に問題はありません。

②後手

問題はこっち。後手の場合、スパークやブラックオブライオネルを絡めて殴り勝つことを目的としてください。また、おつかいを引かれていなければヴォイジャーの1枚ないしチャーマジュンの2枚で勝負する必要があるのでここにかけることも1つです。

4コストルーターは少しでもリソース勝負に持ち込むためにチャーマジュンを優先してください。ここの1枚の差と種族の差は結構響いてきます。

しゅうぎ

ブロッカーの有無も攻撃を通す上でとても大切になってきます。ウルソフィアは自分に対する攻撃を防いでくれ、かつ相手のブロッカーを一面無力化できます。アルファリオンを立てられると厳しい戦いになるので盤面処理としても強い1枚です。

ってことで先手後手でそれぞれ意識していることをまとめてみました。
祝門の同型戦は盾が減りやすいのもあって盤面が整い次第殴って勝つことも多いです。少しリスキーですがブラックオブライオネルのスナイプや状況次第ではこの方が勝てたりするので、頭の中に入れておくと良いかもしれません。

総じて後手でも諦めないことが大切です。これ他の対面にも言えることだと思います。デッキを信じてあげましょう。



天門  不利寄り

自分からしたらこっちが邪道

スターインザラブによる除去が効かなく向こうからの除去はもろに受けるため正直きつい対面。ハンデスもボンソワールで咎められてしまいます。

しかし盤面にエンジェルコマンドを置いておくという事象が強く、アルファリオンさえ立てられれば意外となんとか戦えるといった印象です。

また相手のデッキは結構要求値が高く、最大値を割りきれば十分に戦えることも分かりました。
ハンデスもボンソワールに引っかかりさえしなかったら基本的に刺さるので、ジャスティスプランなどで相手のリソースはしっかり確認しておくようにしましょう。

最近の天門はローゼブルエの採用枚数が少ないこともあり、ブラックオブライオネルからサイレントスパークで無理矢理打点を作って強引に突破するという勝ち方もあります。むしろこっちがメインです。

盤面が埋まりやすく、主にクリーチャーの能力で処理を行っているデッキなので一度盤面さえ埋めてしまえばなんとかなるのと、祝門視点ネバーラストの呪文ロックはほとんど影響がなく、無敗もオレオレダークネスで確定でとれるのであまり気になりません。

でも強い

いろいろ言いましたが天門側もそんなことは分かっているので100%通せるとは限らなく、今回不利対面とさせていただきました。



黒単ワルボロフ  ガン不利

第二の相棒

割とどうにもならない対面。意識すべきことは

  1. 手札になにを残すか

  2. 墓地の状況をしっかりと把握しておくこと


以上です。


1.手札になにを残すか

黒単と対面したときに1番気をつけるのはタイガニトロで、この課題を解決しない限り基本的に勝てません。ましてや後手の最速ニトロなんてされたら投了案件です。

それでも細い勝ち筋を探して勝ちたいんだ!という方へ。じつは僕も相当諦めが悪くて結構模索します。

1番はヴォイジャーを残すこと。次のトップ次第では1番選択肢を広くとれるからです。

またすでに祝門を埋めていた場合、スターインザラブを残しておくプレイングもしますが、タイガマイトで咎められてしまいます。ここは相手との駆け引きで抜かれないようにしましょう。


2.墓地の状況をしっかりと把握すること

また会おう

主にこいつ。いっくらハンデスしても盤面除去してもこいつとシバカゲ斎で一気に盤面を作ってくる。

またタイガマイトの有無もしっかり確認しておくようにしましょう。
あったら終わりだし無かったとて肥やされて終わりではありますが……

ではまた会おう(2回目)


とは言いましたが、最速でタイガニトロを着地さえされなければ意外とリソース勝負に持ち込めることが出来ます。また、盾がそこまで厚い訳では無いのでブラックオブライオネル等で盾を焼いて早期に殴るっていうのもひとつです。


最近の黒単はチャージャーの枚数が4〜6枚程度なので、従来よりは最速ニトロが決めづらくなっています。諦めないで立ち向かいましょう。



その他

今の段階で10,000文字を超えてしまったため他の対面は前回の記事をご参照ください。



おわりに


祝門はまだまだ進化を続けます。皆さんも一緒に楽しい祝門ライフを送りませんか??

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!良かったら
X(@hbkm___987)のフォローもよろしくお願いします!

今期は祝門を強く使える最後の環境になるかもしれません。皆さんも自分の好きなデッキをとことん好きになって掘り下げてみてください!

最後に良かったら良いねと拡散をお願いします!
以上なぎがお送りしました!!!!

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