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父親ともつ鍋。

今晩の夕食は久しぶりに父と2人で食べた。

普段はお互いに朝起床する時間も夜帰宅する時間も
バラバラなのに加え、夜は母や姉も家に居るので
こんなことはめったに無い。

現在、母と姉は2人でお泊まり旅行中。
前日のうちから父とは今晩もつ鍋にしようと約束していた。


昼間いつもみたくカフェに行くのはやめて
代わりに今日は自宅で勉強をすることにした。
今日はいつもと変わらず集中して英語学習に取り組むことが出来た。
先月末に一度本番のTOEICを経験してからは
自身の対策学習にも拍車がかかっている。

夜7時前15分。
キリの良いところでいったん内容を切り上げてから
リビングに向かうと
父がもう鍋の準備を完了して待ってくれていた。
普段よりも少しだけ急ぎ目で入浴を済ませて
僕はすみやかにテーブルにつく。


入浴中、ふと考えていたことがあった。

父は自分にとって最も身近な存在であることに変わりはない。
ただそんな父の前ではいつも逆にぎこちない自分がいる。
父とどう接していけばいいのか
自分でもいまいちよく分かっていないのだ。

一年前と比べれば最近はだいぶ言葉を交わすようになった。
しかし、父に対して生粋の本音をぶつけたことは
これまでほとんど無い。
せっかくなのでこの機会に
自分の思っていることをそのまま発してみようと思った。

開始早々、僕は父に胸の内を明かしてみた。
まさに上に書いたことそのまんま。

「父さんは俺ぐらいの年齢の時、親父さんとどんな付き合い方してたん?」
「正直俺、父との付き合い方みたいなのが
自分でもよく分かってないんよね」 

と笑いながら言ってみた。
すると父は
「別に何でもいいよ」と笑いながら返して来た。


それからは自分の将来についての話になった。
今思えば今日は父と色々な言葉を交わした気がする。
夕食前には30分ほどを見込んでいたのだが
話が盛り上がった末、最終的には
男2人で2時間以上もの時間語り合うこととなった。

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