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02.28.Mon

今日は、ある男の子のストーリーに感動させてもらった日でした。

彼の何が私の心を動かしたんだろう〜??そんな事を念頭において書いていく。

そんな彼のストーリーのはじまりは先週の金曜日に遡る。いつものように彼と遊んでいると、彼の大好きなポケモンの話になった。彼は、本当にポケモンに詳しくてそのポケモン愛はスゴイ。いつもポケモンになると熱い。まぁ、何事にも熱くなりやすいタイプではあるが…笑そんな時に、彼がいろんなポケモンの特性や技を口からポンポンと出している様子を見て、なんか彼の輝きのようなものがチラリと見えた気がした。なので、なんかもっと彼をきらきらさせられる方法が遊びでないかなぁ、と思って頭をぐるぐるしていたら、ポッと、ポケモンカードはどうかな〜?と浮かんできた。なんかよく分からないが、カードゲーム✖️ポケモンは彼にとって得意そう!煌めきそう!!みたいにあまり根拠のないものたちがイイネ☆とそんな感じ(語彙力やばいな…💦笑)がしたので、私は彼に「ポケモンカードやりたいねぇ〜」と言った。すぐに、「え、、?もってきていいの?」と返答がきた。もちろんそうくるよなと思いながら、「ん〜でも、ダメとも言われてないよ〜?」と少し呟き気味に彼に言うと、少し考えてから彼は「でも、やりたいなぁ〜。でも、どうしたらいいの?そんなの理事長や先生がいいって言うワケないよ!」と言った。でも、彼はそのあともずーっと「ポケカ(ポケモンカードの事を言うらしい笑)やりたいなぁ〜。なら、そらちゃんが言ってよ〜!だって、おれめっちゃやりたいもん。でも、ぜったいダメだもんなぁ…。」とそんなふうに嘆いていた。私は、「なら、一緒に聞いてみる?言ってみなきゃわかんないよ。ちゃんと伝えてみたら?一緒に交渉してみる?」とそんなふうに彼に言ってみた。

そして、そんな金曜日が終わり、迎えた今日。彼は私の顔を見るや否やすぐに「そらちゃん、覚えてるよ!今日言うからね〜!おれは記憶力がすごいんだ!」とかなんとか言いながら駆け寄ってきた。正直、私は完全に忘れていた…m(_ _)m笑子どもの頃、よく親や祖母などにそんな事よく覚えてるね〜と言われて、いやいやなんで覚えてないの?約束したじゃん!ずっとずっと思っていたのに…!なにさ!と、腹が立った時があったが、今大人になった私は同じ事をしてしまっているなぁと反省しながら、「お、おぉ…!今日だね!汗」とあたかも覚えていたような返答をした。

彼は、ずーーーっと私から離れず、もう今日はこれのために学校に来たのではないか?と、思うほどそれくらい彼からすごい熱意が伝わってきた。そんな彼は、私を圧倒し彼の役に立ちたい!という私の心の声を引き出し、明らかに私の心を動かしていた。「ねぇ!!今日言うよ!」と、彼が私を身も心も引っ張るので、「よし、一緒に言いに行こう!先生に!」と言うと、「え?!先生に言うの?でも…。」と、先生を出すと急に弱気になった。私たちは流れるように外の芝生へ移動し、座りながら、ふたりで少し話し合った。私は、「どうやって言おうかねぇ?まず、なんて伝えたらいいかなぁ?何て言う?」と聞いてみた。彼は、「ん〜、ポケカがめっちゃしたいからもってきていいか聞く。おれはね、あんまり外で遊ぶのが好きじゃないし、みんなでの遊びが好きじゃないから、本当は中にいたくて、でも、中ではやる事ないからさ。だからポケカがあったら中でできるしさ!だから持ってきたいって言う!」といった。私は、そうなんだ〜。なんか色々彼なりに考えてきたんだろうなぁと感じながら、「なるほどねぇ。まず、ポケカを持ってきたいの提案は、先生からはなんて言われるかな?どう思う?もし、ダメなら何がダメって言われると思う?」と、自分にも問いかけながら彼に聞いた。そしたら彼は、「まずね、持ってくるなって言われると思う。あと、みんながやりたくなったらどうするのかとか。順番とかを。あと、交換とかもダメだって。あとね、学校ではいいって言われてないからダメだって。うん〜…。じゃあ、そらちゃんは?そらちゃんは何て言われると思う?」と、聞き返された。彼のぐいぐいとした質問とまっすぐ過ぎる眼差しに本気さを感じた。そんな彼を見ていると、なんかよく考えてから行動するより彼の今の勢いでならいけるぞ!という、訳の分からない根拠のないやる気が湧いてきて、私は彼に圧倒されながら「とにかく、聞きにいってみようよ!」と彼に言った。彼はその言葉を待っていたかのように立ち上がり、私の手を握りながら引っ張って先生のところへ歩き出した。

私たちは教室に向かった。彼は、もじもじしながらずっと私の手を握りしめたり離したりしながら「先生、ぜったいいいって言わないだろうなぁ〜…」と弱音を吐きながら歩いていた。教室にはおらず、「いないねぇ〜。なら、職員室だね〜」と言うと、彼は「えッ!!!」と大きな声を出して「職員室、やだ…こわい。。」とボソッと呟いた。急に彼の足が立ち止まる。その時は私は不意に笑ってしまったが、よくよく考えてみたら彼にとって職員室はそんなにもこわい場所なんだなぁ。。と、真面目に受け止めるとなんかモヤモヤした。「大丈夫だよ〜。どうする?やめる〜?でも、提案してみるだけ提案してみたら〜?」と、彼の気持ちにあまり寄り添ってやれる声かけは出来なかったが、彼の隣りで彼を見つめて手をつないぎながら歩いていると、彼は自分で言える。できる。大丈夫だよね。と、そんなパワーが彼から伝わってきた。だから、寄り添っているだけでいいや〜とも思え、彼のペースに委ねようと思った。彼は職員室の扉まで来て立ち止まって、ビクビクしていた。私が「あれ?いいの?」と言いながら先に入ると、「失礼します!先生いますか!」と、ハッキリと第一声を放った。先生がイジりで「失礼するなら帰って〜笑」と笑いの感じで返したが、彼は本気で捉えて「はい…!わかりました!帰ります!💦」と言いながら職員室を出てしまった。先生も私もええ…っ汗となったが、先生はすぐに彼を呼び戻して彼が話をしやすくしてくれた。

話している間も終始、彼は本気で真剣に先生に向き合っていた。先生も彼と本気で向き合っていた。そんなふたりのやり取りは素敵だった。先生は、やはりみんなの場所である学校という視点からみて彼にデメリットやメリットを伝えていた。そんな先生からの懸念点や意見へも彼はひとつひとつを受け止めて、自分の中で理解してしっかりと答えを出していた。批判されてもその批判に対して自分なりの答えを、その批判の論点とは多少ずれていても、彼は決して折れずに意思を貫いていた。そんな彼の熱い姿勢に先生も、問題点や疑問点はいくつかあるけど、でも、そんなに言うなら校長先生にも聞いてみてみようと言ってくれた。先生も理屈だけでなく彼のおもいや行動を真剣に受け止めていたのも良いなぁ〜さすがにすごいなぁ〜と心に沁みた。

大袈裟かもしれないが、でも間違いなく、彼の行動は夢だった世界を現実にした。私は、そんな彼の圧倒的で感動的な理想的超えて完璧な未来をたしかに感じさせてもらった。自分で思い描いた未来を彼は自分自身で間違いなく行動に移して現実にした。そんな彼から行動する大切さを学んだし、子どもに限った事でもないけど、人はひとりでは乗り越えられないことも誰かがいてくれたら(別に何もしなくとも)、一歩が踏み出せるんだということも学んだ。

こんな忘れたくないと感じることができて今日は彼のおかげで幸せな一日なった。

彼が先生にすべて伝え終わってから「よかったね」と言うと、「うん。でも、まだダメだよ。校長先生とお母さんに聞いていいって言ってもらわないとだからさ…」と嘆いていたので、「そうだね。でも、先生に思いを伝えられてよかったね。きみの思いが伝わって、まず1ステップ、クリアしたね!」と言うと、「うん!まずは1ステップ^^」と言って嬉しそうにしていた。そんな彼のストーリーはこれでおしまい。ではなく、明日へつづく。。

終わった後、これが正しかったのかなぁ〜?そんなふうに戸惑い思いながらも、感じたことや思ったことや喜びは本物としてあるから、だから、とりあえず書いて残したかった。でも、彼の役に立てた事は嬉しかったな。素直に。また、本当に彼にとって良い事をしたのか?と問われれば分からない。それでも、素敵な事象と心象に出会えて本当に今日は良き一日だったなぁ、と思うからこれでいいのだ!^^♡あはあは

彼にはビッグな感謝を♡そして、今日のすべてに感謝を。。


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