【備忘録】【自考】半減期でなぜBTCは価格上昇するか?
半減期でなぜBTCは上昇するか?
→結論:BTCの希少価値が上昇するから
①そもそも半減期とは?
BTCにおいて、4年に一度マイニング報酬が半減すること。
※マイニングとは、ブロックチェーンのトランザクション(取引)のデータを検証・承認してブロックに保存する作業。マイナーはその報酬として、BTCを得ることができる。
ポイントはこれ以外のことは起きない点。
以下、実際のマイニング報酬の推移
2012年11月:25BTC
↓
2016年7月:12.5BTC
↓
2020年5月:6.25BTC
↓
2024年4月:3.125BTC
②半減期を迎えるとどうなる?
→結論:マイナーが降伏状態に陥る。
マイナーの降伏状態とは、マイニング収益性の低下を指す。
ex) FTX破綻、2024年7月
※FTX破綻時は、半減期に起因したものではない。
マイニング収益性低下を引き起こす原因として、以下の二つが考えられる。
・BTC価格の下落(ex)FTX破綻)
・マイニング報酬の減少(半減期)
③マイナーの降伏状態に陥るとなにが起こる?
・BTC内でデフレーションが起きる。(「BTC価格の下落」に起因)
・BTC採掘量の減少(供給減少)(「マイニング報酬の減少」に起因)
③-1.デフレーションになるとどうなるか?
→結論:マイナーはBTCを売らなくなる。
→米景気サイクルに置き換えて考えてみる。
→マイナーの収益は低下しており、逆業績相場・不景気相当と考えられる。
→逆業績相場・不景気相当時のドルはどんな位置づけか?
→ドルは貴重。Creditが減少しており相対的にCashに需要がある状態。資産(株や不動産など)を売ってドル(Cash)を手に入れようとする動きがある為。(ex)コロナショックの緊急利下げがないバージョン)
→BTCは貴重になる。
③-2.BTC採掘量の減少(供給減少)になるとどうなるか?
→結論:BTCの希少価値が高まる。
→米景気サイクルに置き換えて考えてみる。
→今まで発生していたCreditを減らし、総量を減らす(利上げ)相当。
→ドルの希少価値が高い。(ex)2022年ドル円相場)
→BTCの希少価値が高まる。
④なお、BTCの具体的な買い時は以下のように考えられる。
・半減期or価格の下落
↓
・セリクラ
(セリングクライマックス、下落局面で出来高を伴った下ヒゲ陰線)
・マイナーが降伏状態に陥る
・ハッシュレート低下
↓
・ハッシュリボンBuyサイン点灯
(ハッシュリボンはBTC底打ちのインジケータ)
⑤直近の相場分析
⑤-1.大局観
BTCは依然、S2F Model vs FFRate(BTC需要VSドル需要の綱引き)であると考える。
→恐らくBTCが嫌う動きとして利下げ(不景気、景気後退)(ドル需要の方が高い状態。)
⑤-2.現状の相場観
8月のクラッシュからわかるようにマーケットは、景気後退・不況(=利下げ)を意識している。
先日の雇用統計(or日銀利上げ(円キャリー取引のリスクヘッジで日経買われていた認識。))に発端した暴落時、BTCも売り込まれていた。この際、9月0.5%利下げが織り込まれていた。
このことから市場に利下げが織り込まれるとBTC価格も下落しそう。
(or市場が暴落したから伴って価格下落しただけか?)
→ひとまず現状、利下げ=クラッシュと考えている。
→大前提として、利上げは現状FRBの選択肢と考えない。
⑤-3.金利
以下、割れると恐らくやばいライン。
→青ラインor3.8%が意識されているライン
→ここの水準は、8月の暴落とSVB破綻時の水準
→直近意識されていることは、景気後退懸念。
⑤-4.FRBの様子
直近のFOMCでのパウエル議長の発言
「2つの責務、両サイドに対するリスクに注意払っている」
→インフレはさせないけど、雇用の維持も大事
→高金利維持&ばら撒きか?(←SVB破綻後の展開を繰り返す展開が一番熱い展開。)
⑤-5.BTCはインフレに強い?
半減期後のBTC価格をBTC需要VSドル需要の綱引きで考えたとき
→BTC需要大 vs インフレ(ドル供給過多)
→恐らくBTCは利上げを伴わないインフレは好物(2021年下半期、CPIは5%越えだったが、BTCは上昇した。)
→金利低下ヨコヨコ推移もBTCが好む金利の動き
⑤-6.BTCÐ分析
⑤-7.まとめ
■景気後退懸念払しょくシナリオ
ex)
・CPIで強い結果
・ジャクソンホール会議でパウエル議長のハト派以外の発言
(例えば、9月利下げをFOMCより明確に示唆しない。データ次第。雇用よりインフレ退治に重きを置く発言。等)
・FRBによるバラマキプログラム復活
でBTCは上昇と考える。
■景気後退懸念シナリオ
・CPIで大幅下振れの結果(⑤-3.金利のラインを割るくらいの結果)
・ジャクソンホール会議でパウエル議長のハト派の発言
(例えば、9月利下げ(0.5%利下げ)の明確な示唆。等)
景気後退→利下げ=クラッシュと考えたとき、BTCはうーん。
インフレを示す経済指標結果は、BTC上昇。
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