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宅建士試験の合格を自力で目指すなら


数年前、時間があったので趣味の不動産投資に役立つかと思い、宅建士試験を受けた。2週間の短期集中で100時間ほど勉強して無事合格したのだが、その話を知人にしたところ「私も自力で合格したいんでアドバイスください」と言われたので、以下のような内容を送った。
何となく取っておこうかと、備忘録として記しておきます。

宅建士試験の概要

試験の概要は、資格の学校TACによくまとまっている記事があったので参考に。

問題数は全部で50問で、内訳は「民法等」が14問、「宅建業法」が20問、「法令上の制限」が8問、「その他関連知識」が8問出題されます。

https://www.tac-school.co.jp/kouza_takken/takken_contents_exam_question.html

・ 債権や相続に関する「民法等」の問題
・ 割合が多い「宅建業法」の問題
・ 専門用語の多い「法令上の制限」の問題
・ これら以外に関する「その他関連知識」の問題

https://www.tac-school.co.jp/kouza_takken/takken_contents_exam_question.htm

過去の合格ラインは年によって50問中34-38問。
なので、上記4分野のなかで得意分野を2つくらい見極めて、そこで点を稼ぐ。ほか2分野はまあ6~7割くらいを目指して、全部完璧を目指さないことが大事と思います。

私の場合は法令上の制限とその他関連知識は大体OKで、次に宅建業法、民法等は最後てな感じ。結果の得点もほぼその通りでした。

参考書選び


で、参考書だけど、まず1冊目は教科書的なもの。
大きい本屋で実際に手に取って、じっくり時間を掛けて選ぶ。自習の場合は参考書選びで決まると言っても過言ではない。
文字が多くて情報が詰まっているものもあれば、イラストだらけでほぼマンガに近くて、情報少な目のものもある。少な目のものは難易度高いところは飛ばして満点取るのは捨てていて、合格ラインをターゲットにしている感じ。
実際に読み込んでみて、苦労しないで読み進められるレベルのものが良いと思います。
私の場合は文字がやや多めだけど色使い等工夫されていて読みやすいものを選びました。

2冊目は過去問集。
これはコンテンツはあまり変わらないので、解説に納得感があるものがよいかと。
定期的に50問解いてみて、自分の達成度と得意不得意を知るために役立つ。
そのうち合格ラインが取れるようになると自信が付きます。

スルーと反復が大事


参考書の使い方ですが、コツは一周目は分からないところが多々あってもスルーしつつとりあえず一周終えること。
二周目に分からなかったところを中心にちょっとじっくりやる。でもまだ分からないところは残る。
三周目も同じ。
四-五周すると、きっと大体は分かってきて、でも無理なところが残るはず。
その時点で過去問解いてみて、合格ラインになっていれば、それでまずは一安心。
足りなかったら、重点追加分野を決めて再勉強。

とにかく全部完璧には絶対ならないので、難しいところでスタックせずに合格ライン+αを目指すことが大事。

わたくし、晩年は地元密着の不動産屋のオヤジになって、毎日明るいうちから近所のスナックで酔っ払いたいです(了)。

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