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144・経営分析指標を理解しているか ~ 営業利益率の比較で戦略が読めれば一人前 ~

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今日(11/10)は、朝から動画の撮影を事務所でしていた次第。

どの仕事も同じだと思うが、最終アプトプットまでの見えない過程がお客様に見えていない。

とくに動画なんかは、どれだけ設備と段取りと準備が必要なのか。実際の撮影に入れば予想外もたくさん発生する。編集もできあがり時間のへたすると数十倍の時間がかかる。

そんなのを判っていないお客様が後出しじゃんけんの如く、決まったことをくつがえしてくるのは辛いわね・・・

まぁ、世の常か。見積に安全率を掛けるしかないね・・・

さて昨日まで、

営業利益ってなんぞやから行くか。

営業利益というのは算数で書くと「売上 - 原価 - 一般管理費 = 営業利益」となる。

書き方を変えると、前回まで書いた粗利から般管理費を引くと営業利益でもあるわね。

粗利 = 売上 – 原価(仕入+外注など)だね、覚えている?

ということで、営業利益。損益計算書上のボトムラインの項目を説明しました。

営業利益とは「本業で上げた稼ぎ」って話しだったよね。

蕎麦屋さんなら例えば

営業利益(650円) = 1杯@1,000円(売上)- そば粉代50円(原価)- (人件費200円 + 家賃70円 + 光熱費30円)

って計算

凄いよね、一杯の蕎麦を売ったら650円儲け。

1日に「100杯」売れたら65,000の利益。

一月に25日営業したら「1,625,000」の利益。個人事業ならこれが自分の月給にすることもできる訳だよね。もちろん、数字は適当に書いているからね。

営業利益率 = 利益額 / 売上なので、この蕎麦屋さんの営業利益率は65%にもなる(オバケだね)

で、この営業利益率というのにも、業界の平均的な数値がある。そこと比較してみて高いか低いか。

高いなら、利益率を高くするコツはどこにあるのか。例えば人件費をけずっているとかね。家族経営なんかは典型的な高収益だよね。

低いなら、材料費が高いとか、家賃が都心部だから高いとか色々な理由が思いつくわね。

場合によっては、価格設定(売上)によっても上下する話しだよね。

利益を上げるために、その会社の取っている戦略が実はこんな分析からも判るよね。

その数字が低いか高いも大事なんだけど、なんで他社よりも営業利益率が高いのか、逆に営業利益率を低くしている理由があるのか。

そんな所に想像を巡らせるために、数字を使えるようになろうぜって話しね。

相場のあるビジネスをやっている場合は、そうそう営業利益率に差は出にくい。下がるとしたら問題を抱えているか、戦略的に何か特別な営みをしているか。

なんで、そういう営みをしているのかを経営者から聞けたら凄いと思わない?

じゃぁ、明日は「売上高経常利益率」にいくかな。

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