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№177【日経新聞】Alliance戦略とOpen指向かなぁ、これからの経営は・・・ “エリクソンも垂ぜんのIOWN構想、NTTの光る切り札”をコンサルティングセールス視点で読む

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昨日は、

否定的に捉えないで欲しいのだが、このNTTのIOWN構想がOSI参照モデルで考えたときには矢印が上を指向しているのか、下を指向しているのかと言うのを考える。

鷲にはまず「下指向(下位層)」と見える。下位層を指向するのは日本人のモノ作りDNAであるとしたら、NTTは何を考えているのか。

なんて話しだった。

日本人は、品質をミクロレベルに求めるのがたぶん得意な民族なんだと思う。職人のように、手元でちょこちょこと磨くことに価値を感じることを美徳としている気がする。

それはそれでイイと思うんだが、ここ30年の凋落を考えたときに、自分のありかたをどう変えるのかが大事なんじゃないかと思う次第。

バブル以降、日本の企業がやってきたことは何か。

「売上減少に合わせた費用の均衡」

それこそ、本来であれば日本のICTトップランナーであったNECなんかは、当時に比較すると売上は半減している。

産業の米と言われた半導体でも世界№1であったが、今は合弁でしかやっていない記憶。

ハードウェアの世界シェアは微々たるモノ。ソフトウェアもしかり。

システムインテグレータとしてのシェアはどんなもんなんだか。

クラウドを通じたサービス提供なんぞは、SaaSとしては名前さえ聞かない。

翻ってNTTグループはどうか?

意外に知られない人も多いんだが、データセンターでのNTTグループの世界シェアは大きい。AmazonのAWSもNTTのDCで動いていることも多いらしい。

通信インフラ屋さんとして「ネットワークインテグレーション」は世界でも名だたる技術力を持っている。

しかし、AWSもしかり、そのAWSの上で動いているSaaSが世界を席巻している。いわゆる7層以上の事業者が世界を席巻している。そして利益の多くを独占している。

NTTのIOWN構想は、下回りにいったらまた同じ道を歩く懸念はないか。数年前にNGNというアドバルーンが上がっていた記憶も生々しい。

NTTとおつき合いをしている身としては、今回はビジネスの組み方肝だとおもうので楽しみにしている。

IOWN Global Forum という、最初から上位レイヤーも含めた主導権を取る動きに期待したい。

コンサルティングセールス視点として考えて貰いたいのは・・・

① 現代のビジネスは「要素技術」ではなく「統合技術」が求められると言うこと
② 現代のビジネスは「単独戦略」ではなく「同盟戦略」が求められると言うこと

お客様の経営課題にアプローチする際に、経営層が①と②をどう考えているかを把握していることが大事だと思う。

これだけ複雑化している時代に、単独で利益を拡大することの難しさ、シェアを拡大する困難さは言うまでもない。

そして、日本人が陥りがちな蛸壺にどんどんと入り込んで、自分の製品や技術を手の中でどこまでも磨き続ける感覚。

経済が伸びていないのは、経営者がいつまでもDNAや伝統にこだわっているから。

そんな気がして仕方ない。

我々コンサルティングセールスを営む者は、お客様のアライアンスをお膳立てするのも求められる時代と覚悟すべしってね。

終わり。明日からまた基本動作に戻るかな。

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