見出し画像

№343(087)【日経新聞の読み方】~ 仮想通貨に規制の包囲網 バブルの先に何残す ~

ちと、同じ話題が長く続いたので忙中閑話って感じで。

日本経済新聞2021年5月27日
~ 仮想通貨に規制の包囲網 バブルの先に何残す ~

ビットコインをはじめとした仮想資産の急騰と暴落を記事にしている話。各国の通貨当局の規制強化に関しての考え方も書かれている。

ビットコインの相場騰落具合のグラフはこんな感じ

30数年程前の日本最大のバブルを謳歌した世代としては、バブルという言葉には敏感になってしまう。

まず、そもそもバブルとはなんぞや。

簡単に言えば「価格がよくわからんけど上がっている状態」

インフレの限定的で過度なモノという考えもできるが、何の価格が上がるかというと、何らかの人為的な状況から生まれる「お金が流れやすい相場もの」が対象となる。

まぁ、お金が流れ込みやすいと言うことは「お金を持っている人たちが買いたい物にバブルが生まれる」という風に考えると判りやすい。

例えば、不動産とかは一番判りやすいね。

で、なんでバブルが起きるのかと言えば、金の行き先(投資先)がないもんだから、何らかのきっかけで「ドワァー」っと流れ込む。

金が流れ込むというのは「欲しい」という欲求が流れ込むと言うこと。そうすれば持っている人は「売る」となるわけだが「高い価格で売る」のが売買の基本。

多くの人が「欲しい」「欲しい」で流れ込めば「価格は高騰」これがバブルの正体。

本来の実需要ではなく、少しでも安く買って高く売るという商売の原則を、大人数かつ何かその時に金融が緩んでいるときにバブルが起きる。

30数年前のバブルは、プラザ合意での円高不況をきっかけにした金融緩和マネーが流れ込んだから起きた。

しかし、金融当局は基本的に「物価の安定」が使命なので、バブルが起こす波及効果で日常品まで価格が上がったらインフレ不況に逆戻りを避けたいからいずれ金融を締めることになる。

その結果、バブルに流れ込んでいるマネーは逆回転(引き上げ)して相場が崩落。

それがバブル崩壊。

簡単に言えば、バブルとは「実需と金融の乖離が起こす現象」といえる。

なので、このビットコインをはじめとする仮想資産のバブルは、そもそも実需がない中で起きている話しなので最初から最後まで「投機(マネーゲーム)」でしかない。

どんなきっかけで仮想資産バブルがはじけるのか。

今は、コロナ対策で全世界の金融が緩和されているので、そのお金が流れ込んでいるだけ。

色々とビットコインの価格に対して論を述べる人も多いし、投資銀行も後付け理論を言うけど基本的には実需がない以上は「そもそもバブル状態」であると思う。

なので、はじけるのは明日かもしれないし、今かもしれない。いつでもはじけて、実需がないからゼロまで下がる可能性がいつでもあると思う。

規制当局がどうのこうの言う前に、まだまだ使いみちや、裏付けとなる資産価値が明確にならない限り永遠に投機対象だと思っている。

マネーゲームをしたい人は、リスクを取ってギャンブルをするという感覚でお金を増やすのは自由なので、ビットコインとかを持っている人を鷲は否定するようなことはない。

でも、バブルははじけるからバブルなんで、誰かが痛い目に遭わないと終わらない。

もしかしたら、この金融緩和状態というのは永遠に続く可能性もあるから、崩壊が始まるのは現実的には意外に遅いかもしれないけど・・・判らない。

そんなタイミングが判るなら、鷲もビットコインを買って儲けるよ。

確実に当たるギャンブルなら誰でもやるよね。つか、そんなのはギャンブルとは言わないけどさ。

まぁ、記事にもあるが仮想資産というのは、ブロックチェーンという新しい技術を元に構成されている。

この技術には何も罪も問題もないので、仮想資産バブルがはじめた時にブロックチェーンの価値までが否定されることのないように。

新しい技術が生まれるからこそ、人類は進歩をしているし、経済も発展している。

技術が悪いのではなく、それを使う人間が不幸を生むのは古今東西変わらない定理。

【コンペに負けないB2Bコンサルティングセールス】が学べる

《サービス責任提供会社》
株式会社エクソン
https://exon.co.jp

《ビジネス研究開発部門会社》
スカンクワークス合同会社
https://skunkworks.llc

skunkworks.llc チャンネル(You Tube)
https://www.youtube.com/channel/UC1EPn1RXl93oFg9LNUDczwA

スカンクワークス合同会社公式Twitter
https://twitter.com/SkunkworksLLC


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?