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№252 【日経新聞】“川崎重工、年功制を全廃 工場含む1万7000人対象”をコンサルティングセールス視点で読む

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日経新聞2月27日1面記事
川崎重工、年功制を全廃 工場含む1万7000人対象

年功序列 = 年齢が上がれば給料は上がっていく

という制度をやめますよと言う記事。

昨日は、

意識を仕事の中でのスキルアップや椅子取りゲームにだけ意識を持たずに、家庭とのバランスを考えるヒトにとって年功序列はありがたい話。

でも、将来のことが判りづらい時代に「今の会社に貢献している人」や「これからの会社に貢献することが見込める人」に手厚くして給料を高くする。

この方が、若手や専門職なんかのモチベーションにはつながるはず。そして、モチベーションを保って貰えるということは、離職のリスクも低くなる。

どっちが良いのかはよくわからない。ここは経営の決めの問題だよねぇ。

で終わった。

労働者の立場でいえば、評価制度が変わるということは、給料が変わるって話しなので、色々とモヤモヤする人多いと思う。

基本人間は変化を嫌がるモノだし、せっかく入社時の制度で人生の設計していた人も多いだろうしねぇ。設計が崩れるとか、設計のし直しを50も近くなって突きつけられる人はそりゃドキドキするよねぇ。

経営者の立場で考えれば、時代の流れの中で世の中の環境は変わり、現行の人件費構造では利益が上がらない。時代に合った技術や技能を持っている若い人を増やしたいのに、シニアの人件費が大きすぎて若い人を活躍させる環境を整備できない。

経営者は、「お客様に最適な価値を提供する仕組みを作り」「売上を確保し、最適なコスト構造から利益を上げて」「従業員や地域社会に経済的な豊かさを還元する」

そのために、その時々で判断決断して未来を変えていく役割。

言い換えると、時には過去を切り捨てる場面もあるんだよね。過去を引きずっていると理想の未来を作れないこともある。

ここで、両者に引っ張られて妙なバランスなんかをとると、中途半端になってジリ貧なんて言うのはよくあること。

泣いて馬謖を斬る

なんて言うのも経営者の仕事。

当然、関係者(社員さんや地域社会など)との事前の相談や配慮は必要だけどね。そう言う気配りとか配慮とか手続きは自分のやりたいことをしたいときには必須ね。

取引先の社長が、社内の体制変更や構造改革、時には事業廃止などをしたときの背景や、そのときの心理を想像してみる。

おべっかを使い必要はないが、どんな未来を見ているのかを聞き出すためには、その時の判断基準を支えた経営者としての信念や感情に寄り添う必要があるとおもうね。

自分も労働者として「年功序列がなくなる = 自分だったらどう考えるかな」ではなく、「年功序列なくす = その時にどんな判断材料があったのか、その時にどんな辛い思いをしたのか」

こんな所にコンサルティングセールスをする人間は視点を持ちたいね。


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