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『体外受精』〜夫が感じた想い〜(後編)

治療開始


2022年9月下旬
月経3日目に血液検査を行いました。
そこから2週間毎日ホルモン剤を飲みました。
飲み始めから約1週間後から点鼻薬を始めました。
点鼻薬は18日間行いました。
点鼻薬の約1週間後から注射を10日間毎日続け、採卵日の前々日に卵胞成熟をうながす注射をしました。

卵胞成熟をうながす注射は、採卵の約35時間前にするように指示を受けていました。
排卵は午前9時30分からの予定だったので、前々日の23時30分に注射をしなければいけませんでした。
もちろん、その注射も自分でしなければいけなたかったので、注射針を準備していたのですが、注射針を指に刺してしまいました。そのまま注射をしても良いか病院に確認しましたが、今直ぐ病院に来てくださいと言われ、病院に急いで行き注射をしました。

当時私が感じた想い


妻が毎日ホルモン剤や点鼻薬を始めた時はあまり何も感じませんでしたが
やはり注射を自分でするところを観て、可哀想な気持ちになりました。
本人はあまり痛くないと言っていましたが、自分が逆の立場なら出来てないのではないかと思いました。
採卵3日前の注射ですが、23時30分に妻が注射針を指に刺して、病院に行きましたが、その時私は爆睡していて、事実を知りませんでした。
一番大事な時に寝てしまい、申し訳ない事をしてしまいました。

採卵


採卵日は局部麻酔をするので、夫婦で病院に行きました。採卵する前に、私の精子を採取しました。その後オペ室にて、採卵を行いました。採卵後1時間程度病室で休んだ後、帰宅となりましたが、帰宅後も妻の調子は悪かったみたいです。
採卵2日後結果を聞きに病院に行きました。
卵子は9個取れましたが、精子の運動量が少なく全て顕微受精で行いました。
できたのが7個でその内培養して細胞分裂ができたのが2個でした。

当時私が感じた想い



採卵日に精子を採取する必要があるのですが、自宅で採取するか、採卵前に病院で採取するか選択をしなければいけないのですが、もし病院で緊張して精子が採取できいと、今までやってきた事がすべて台無しになるので、迷わず自宅を選択して、朝の出発前に採取しました。
採卵後は妻の調子が悪くなり本当に心配しましたし、何をしてあげればよいのかわかりませんでした。
細胞分裂ができたのが、2個で少なく感じましたが、なんとか出来て良かったと思いました。

移植から着床


採卵から1週間後1回目の胚移植を新鮮胚移植で行いました。しかし、それから1週間後に生理が来てしまい、病院にいきましたが、着床しませんでした。
年末という事もあり、年内の移植はぜず、2023年を迎えました。
2回目の移植は1月の中旬に行いました。今回の移植は新鮮胚移植では無く
凍結させていた胚を使用しました。
移植後1週間後血液検査で着床していると認められて今に至ります。

当時私が感じた想い


移植して2〜3日は絶対に着床すると思っていました。
しかし、着床しなかったと聞かされた時は本当にショックでした。
あらためて事の難しさを感じました。
2回目の凍結させた胚ですが、そちらの方が妊娠する確率が高いと言われていたので、期待をしていました。
着床したと聞いた時は、本当に嬉しく妻に感謝しかありませんでした。

あとがき


私達夫婦が体外受精を行い思った事は、子供を産む女性の大変さです。
治療もそうですが、妊娠してからも、つわりや様々な体調不良があると思います。
子供を産む為に命懸けになる女性には頭があがらず、私達もこれからが大変になると思いますが、自分ができる事はすべてしてあげようと思いました。
女性を大事にしてあげましょう。

以上


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