【ヴァルコネ】ランキングを活用する上での注意点と『出禁』との付き合い方


指針を与えてくれるヒントやランキング

編成を考えるうえでの指針に繋がる情報として『攻略のヒント』や突破編成のうち使用率が高いキャラクターの『ランキング』が提供されています。それらをなぞるようにして構築することによって、突破の可否は別として一定の成果を享受できる編成にたどり着けるようになっています。
しかし、それら(特にランキング)を鵜呑みにすることは諸刃の剣でもあります。

ヒントのたたき台を理解しよう

ヒントの一例

攻略のヒントのたたき台となっているのは
①ボスやお供のスキル
②ボスやお供の属性耐性
③フィールドなどの固有ギミックに対する対策
の3つとなっています。③は一番わかりやすいのでいいとして、①や②がどのような内容となるのかはおおむね以下のようになっています。
・状態異常の対象とならないキャラクターの条件(特に行動不能とならない)
・自軍への弱体化または敵への強化をボス及びお供が行う場合の対応(撃破または停止など)※記載されないこともある
・ボスやお供の属性耐性を参照し、それぞれの属性耐性のなかで最も低いものすべての属性を網羅するように誘導(画像の例ではクリスタルの属性耐性に対応した火属性と水属性、ボスの属性耐性に対応した火属性と闇属性を網羅するように誘導している)
要するにボスやお供の情報を確認せずともヒントを読むことによって必要なことを大枠ながらも把握できるようになっているわけです。

ランキングを見るうえでの注意点について

使用率が高い理由を理解すること

先日も見たと思います。クリミ編におけるキャラ使用率のランキングです。さて、ここで一つみなさんに質問をしてみましょう。
1位から3位にランクインしているこれらのキャラクターが使われている理由は何でしょうか?
ガチ勢の人にとってはすんなり答えられる質問だと思います。コネクトの情報とキャラ性能をしっかり確認すれば未所持であっても同じように答えられるでしょう。ところが単純にランキングだけで選んでいる場合は必ずしも答えられるとは限らないのです。
「あるキャラクターがよく使われるのは〇〇が理由なんだな」
「それなら違うキャラクターも候補にできないだろうか?」
採用理由がわかれば代替候補の検討に際して大きな手助けになってくれます。

20位以内を目安としてランクインしているキャラには王冠が表示される。ところが、ここに落とし穴がある場合も

結果的に状態異常の対象的にもコネクトの内容的にも最適である場合は答えられずとも問題ありません。しかし、状態異常の対象になっているのに王冠が付いている場合もたまにあります。その場合は採用している根拠や前提条件を考えなければなりません。
ランキングをなぞるにしてもそうしないにしても自分で考えることは必要であるということですね。

王冠が付いていないことは不正解であることを意味しない

クリミ突破編成

クリミ突破編成のうち王冠が付いているキャラはリーヴのみです。アポセナも持っていますが、今回はコンセプトと合わないため採用を見送っています。ただ、全体に必中を付与できることや剣聖による火力強化が強力であることを考慮するとランクインするのも頷けると思います。
これがもし、ランキングに囚われて王冠で選んでいたとしたら編成としての形すらできていなかったでしょう。新イザのラズスウィズがいないから突破できないとなって終わっていたと思います。クリミ突破に際しては正攻法とは違うルートに気づけたことが突破に至る契機となりました。
ランキング頼みでは別の突破ルートやより強い編成を見落としてしまう可能性もあるという教訓としていい教材になると思います。
ランキング通りに組めずとも違う切り口で見てみればあなたの手持ちで突破できる編成に行きつけるかもしれないのです。

出禁を正しく認識する

出禁について

ボスのオートスキルなどによって行動制限を伴う状態異常の対象となるキャラクターを『出禁』と呼ぶ人は多い

ボスやお供の敵が使うスキルによって行動不能となる状態異常を付与されるキャラクターを出禁と呼んでいます。上級者の人もそう呼んでいますが、実際のところ突破編成の中には出禁に該当するキャラクターが含まれていることがありますし、まれに出禁なのに王冠が付いていることもあったりします。
出禁と言っても収穫系またはLimited難易度のコネクトのように編成そのものを禁止されているわけではありません。しかし、状態異常の持続ターン数敵の行動サイクルを考慮すると出禁に該当するキャラクターを無対策で使用することは戦力にならない案山子を増やして終わりになりかねず、突破率の観点で見ても不利になるだけです。前提知識の理解や経験が十分でない人適切な構築を行わずに出禁に該当するキャラクターを編成してマルチで参戦されても困るので実態よりも強めのニュアンスで発信している側面があるのだと思います(おまかせ機能で組むと出禁を平然と入れてくるのは何とかしたほうがいいと思う)。

案山子にするか行動させるか

出禁に該当するキャラクターを採用する場合アクションスキルの発動といった行動を行わせるか否かをよく考える必要があります。何かしらの行動を求めるのなら無対策ではだめですし、行動を求めない(案山子にする)場合でも採用理由を明確にする必要があります。例えば、パッシブスキルとして非常に貴重なダメージアップ効果を持っている場合はたとえ出禁で案山子になる場合であっても十分な採用理由になりえます。
しかし、採用理由として弱い(代替手段が豊富にあるような場合など)状況ではわざわざ案山子を増やすリスクを取ることや対策を行ってまで使う必要があるのかをよく考えることが必要です。ただ、このあたりの判断力を育てるためには知識と経験が必要になってくるので攻略サイトなどで情報を集めたり人に聞いてみたりして貪欲に吸収しようとする姿勢、試す意識を大事にしよう。

出禁キャラをいかに動かすか

出禁キャラを行動させる場合、状態異常に対していかに対処するかが重要です。これは二つの切り口から対策を講じることが可能です。

①状態異常を防ぐ

状態異常を付与するスキルを受けても状態異常にならないようにすることやスキルを無効にすることで状態異常の付与を回避する方法です。

・状態異常耐性
状態異常耐性を付与することによって確率で状態異常を無効化します。
現環境において主流となる方法です。
永続の状態異常耐性を付与できるリーヴの登場で安定して状態異常耐性を利用することが可能になりました。

・リミットバースト
ボスの行動パターンを逆手に取り1度目のオートスキル着弾直前にリミットバーストを発動し、それを無効化、リミットバーストによる無敵時間を利用して2度目のオートスキルも無効化して状態異常を回避します。これはもともと初期のラグナロク降臨においてエクリプスフィールドを回避し、回復を行うための猶予を作るために考案されたテクニックです。そのため、エクリキャンセルと呼ばれることもあります。

【ボスの行動パターン】
①オートスキル
②オートスキル
③通常攻撃
④通常攻撃
※通常コネクトにおける一例です。コンテンツによっては異なっている場合があります

①~④を1セットとし、各行動の後にアクションスキルが入ることがある。

しかし、現在では環境の変化から化石戦術と化しており、使う機会は激減しました。

②状態異常を解除する・持続ターンの短縮

すでに状態異常にかかってしまっている場合でも何らかの手段で状態異常を解除したり、状態異常の持続ターンを短縮する方法です。

・支援効果による上書き
付与してくる状態異常が影縛りである場合に利用される方法です。この場合は支援効果のみかわしを使用します。アクションスキルでみかわしを付与できるキャラクターを用意する必要がある点で注意が必要です。

・クイックの利用
支援効果のクイックを使用することで時間あたりのターン進行を早め状態異常解除までの時間を短縮します。
敵がスロウを付与してくる場合、スロウによって上書きされるので注意。

・恩寵の利用
恩寵を発動した状態で状態異常を受けるとその持続ターンを1ターン短縮できます。

・状態異常の解除(ディメンション限定)
ガチャシリーズ『ディメンション』のキャラクターが持っている超越効果で状態異常を解除します。

まとめ

重要なのは柔軟に考えること。
出禁だから使ってはいけない
ランキングに入っていないから適正ではない

これが固定観念としてあると目の前に突破口があっても見落としてしまう。
プレイヤーの知識や技術、考え方や工夫一つでカバーが効くようになっているので様々な編成を考えたり試したりしながら、編成を作る力を育てていこう。

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