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ロアアームの役割は?ロアボールジョイントブーツとは?!

3級整備士の闇です!
第92回の今回はロアアームとロアボールジョイントブーツについて書いていきたいと思います。

車が路面からタイヤへと受ける衝撃を緩和し快適な運転へと車にはサスペンションが足廻りの一部として装備されています!スプリング、ショックアブソーバーといった部品を聞いたことがある方も多いかと思います・・・・。車の乗り心地やハンドル操作などといった動きにとても重要な部品としてロアアームがあるのをご存知ですか?


ロアアームはタイヤと車体、サスペンションを繋いでタイヤが路面から受けた衝撃を直接的に緩和するサスペンションの土台となる部品で衝撃、振動を吸収する他に車の走行中の段差やコーナーリング時などに発生する前後左右の荷重の移動を受け止め乗り心地を良くする為に重要な役割をしています。

ロアアームの部品本体には、車軸となるステアリングナックルとロアアームの繋ぎ部分にはボールジョイントがステアリング操作の軸としてあり、円滑に動くようにグリスが塗布されておりグリスの漏れを防ぐ為にボールジョイントを保護しているのがロアボールジョイントブーツになります!ボールジョイントは人間でいう関節のようなもので、衝撃を和らげ、曲がりやねじりなどを吸収する重要な役割をしています。


ステアリングの軸となり、タイヤの動きと繋がるボールジョイントを保護するロアボールジョイントブーツはゴム製となりますのでひび割れや亀裂が年数などに比例して発生してきます。損傷を放置したまま走行状態を続けると内部のボールジョイントが傷んでしまい、ガタの発生からロアアームの脱落などといった走行不能になる危険性もあります。

ロアアームは車を快適で安全に運転する為にとても重要で大切な部品、ロアアーム本体は金属製で強く丈夫な部品ですが、支点とされる部分に使用されるブッシュやロアボールジョイントブーツはゴム製で過走行や経年により劣化していきますので、早期の発見と故障する前の予防整備をおすすめします。

車の部品にはそれぞれ色々な役割があります。役割を知り予防整備の実施で安心安全のカーライフを楽しみましょう!

今回はロアアームとロアボールジョイントブーツについて話させていただきました。
ぜひまた見に来てください!

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