誰かに勝ったと思うときは、自分に負けてるんだろうな
こんにちは。最近、Twitterで荒波に揉まれてます。その中で、また失敗して学んだことがあったので書きたいと思います。
ざっくり言うと、以前、「アンチの人は傷ついてる人だから話を聞きたい」という記事を書きましたが、これがすごい上から目線な善意の押し付けだったことに気づいたという話です。（前も同じことやってたな）
私は、アンチの人の批判の内容を議論して、組織のトップに届ければ、それはアンチにとっても組織にとってもいいことだ！と思い、まずは署名を始めました。
すると、ある一人のアンチの方から、こんなことを言ってもらいました。
あなたの善意の行動は、むしろマイナスになります
私はこのとき、なんでマイナスになるのか理解できませんでした。
その後、荻上チキさんの活動を見て、署名をアンケートに切り替えました。徐々に集まってきた頃、全然関係ない方のこんなツイートを見ました。未熟児を救わないのは悪か、という話題に対してのツイートです。
「これが正しいんだ、ゴチャゴチャ言うな、恨むんなら俺を恨め」と堂々と言い放てる人間が必要だと思う『仕方がなかったんだ、自分だって不本意だった』と言い訳させてくれる憎まれ役が必要。弱者にとっての「救い」とは「逃げ場」だから
未熟児を救わないことで、親は病院を責めることができるってことなんですが、これを読んで、「善意がマイナスだ」と言われた意味がやっとわかりました。私は、組織を改善しようと行動することが、人の逃げ場を奪おうとしてることに全く気づいていませんでした。（マイナスだと言った人の真意はわかりません。今はそれでいいとおもってます）
自分の行動が誰かを傷つけるということを自覚して、それを覚悟した上で行動するのは問題ないと思うんですが、私は全然覚悟なんてしてなくて、ただこうすればいいじゃんという自分の正義だけで行動しちゃってたので、それに気づいて落ち込みました。
と同時に、ツイッター上でアンチに対して反論してる人たちに対して「反論ばっかしないで相手の話を聞けばいいのに。」と見下している自分にも気づきました。私はこの人たちよりも上だと思ってたんです。修羅の心に気づいてなかった。完全に自分の己心の魔に負けてました。
とはいえ、始めてしまったアンケートはちゃんとまとめたいと思ったので、継続することにし、既にアンケートを回答してくれた方に謝罪しました。そして、このアンケートは私の個人的な興味でやってます、誤解を与えてすみません。と伝えました。
色々失敗はありましたし、今やってることもなんか間違ってるかもしれないんですが、また気づいたら修正していけばいいかなと思って、今の心は安定してます。
最後に、ツイートを引用して終わります。臭いものに被さっていた蓋を開けた人は責められるべきか？という問いに対してのツイートです。
その場合は「なぜ先人が蓋をしていたのかを考えない愚か者」という扱いでなじられるだけだと思う。しかし本当は「先人はなぜ蓋をした理由を残さなかったか、抜本的な解決をしないで蓋するだけで済ませたのか」についての考察もなされるべきだと思う。大抵はどっちかだけを悪認定して終わるけど。