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【私の十界論】人界……「不満はない、でも希望もない」

衣食住が安定していて、家の中にいれば安全で、誰かに煩わされることもない時。私が欲を出したりしなければ、全てが上手く回っている。そんなふうに感じるときがある。

外の世界で起きているニュースはみんな他人事で、自分は安全にずっとこのままでいたいと思う気持ちと、このままでいいのかな?と不安な気持ちが混ざって、もやーっと霞んでるような感じ。

人界は休憩時間みたいなものだと思う。喜んでばかりも悩んでばかりも疲れてしまう。

不安に思う必要はないんだ。休憩は何も考えずゆっくりするほうがいい。

何もしてないことに不安を感じたら、「安心していいよ。休憩したら、また何かやりたくなるから。」といってあげようと思う。

書いてみて思ったんですが、引きこもりって人界なのかも。一番人間らしい姿なのかもですね。

人界は、穏やかで平静な生命状態にあり、人間らしさを保っている境涯をいいます。大聖人は「平らかなるは人」と仰せです。
この人界の特質は、因果の道理を知り、物事の善悪を判断する理性の力が明確に働いていることです。
この人間らしい境涯も、決して努力なしに持続できるものではありません。実際に、悪縁が多い世間にあって、人間が「人間らしく生きる」ことは難しいものです。それは、絶え間なく向上しようとする自分の努力がなければ不可能です。いわば人界は「自分に勝つ」境涯の第一歩といえます。

創価学会HP
https://www.sokanet.jp/kyougakunyuumon/kyougakunyuumon/jyukkairon02/