ティラノビルダー用プラグインを作ろう【ティラノスクリプト】
先日、ティラノビルダー用プラグインを初リリースしました。
今回は、ティラノビルダー用プラグインとティラノスクリプト用プラグインの違い、ビルダー用プラグインを作成する際に気を付けたことなどを書いていきたいと思います。
ティラノビルダー用プラグインとは
ティラノビルダーとは、ティラノスクリプトをGUIで簡単に記述できるようにしたソフトウェアです。
ティラノビルダーでは、各タグをコンポーネントという単位で設定しており、コンポーネントを操作することでゲームを作っていきます。
ティラノビルダー用プラグインは、このコンポーネントを定義してやることで、デフォルトで設定されているコンポーネントと同じ操作でプラグインを扱えるようにしていきます。
ティラノビルダー用プラグインでやること
ティラノビルダー用プラグインの作り方については↓の公式ページをご覧ください。
要は、ティラノスクリプト用に作ったプラグインに、ビルダー向けにコンポーネントを定義するJSファイルを追加することで作ることができます。
ティラノスクリプト用プラグインをティラノビルダー用プラグインにする上で気をつけること
まず大事なことがひとつあります。
ビルダー用プラグインでは、必ずコンポーネント=タグを用意する必要があるということです。
これはつまり、ティラノスクリプト用プラグインではできた「プラグイン読み込み時にパラメータを渡す」という操作ができないということです。
「セーブ・ロードプラグイン」では、プラグイン読み込み時に各種値を設定しており、タグは存在しないため、今回はちょっと工夫が必要になりました。
今回のポイント
というわけで、ティラノスクリプト用プラグインに、ビルダー対応のため各種値を設定するためのコンポーネントを用意しました。
作りとしては、
という流れです。
コンポーネントの構成はこんな感じになりました。
こんな感じにコンポーネントを配置して使います。
ビルダー用プラグインを作るときに詰まったこと
詰まるというほど詰まったところはないのですが、コンポーネントを定義するためのスクリプトをひたすら書いていく感じなので、そのへんはなかなか根気のいる作業でした。
今回はコンポーネントの定義しかやってないですが、プラグイン読み込み時にだけ処理を走らせたりとか、「ここからプレビュー」のための記述とかもあるみたいなので、今後はこういった機能も使っていきたいですね。
総括
というわけで、ビルダー用プラグインを作ってみた話でした。
けっこう手間がかかったので有料とさせてもらってますが、ティラノスクリプト用プラグインもビルダーで使うことはできますし、そちらは無料です。
まあ使いやすい方を選んで使っていただければと思います。
サポートをしていただけると私がたいへんよろこびます。 ちなみに欲しい物リストはこちら→https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2DBRPE55L3SQC?ref_=wl_share