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ティラノv5以降で手動パッケージングする方法【ティラノスクリプト/ティラノビルダー】

よくティラノスタジオ/ティラノビルダーでWindows向けパッケージングできなくて詰んでる人を見かけるので書いてみます

※※※ 注意 ※※※
公式のやり方ではないので、実行の際は自己責任でお願いします

Electron本体をダウンロードしてくる

↑のページからElectron本体をダウンロードします。

いっぱいZIPが並んでいますが、

この辺がWIndows用です。
OSが32bitなら「electron-v7.3.3-win32-ia32.zip」、64bitなら「electron-v7.3.3-win32-x64.zip」をダウンロードします。

ダウンロードしたらZIPを展開しておいてください。

Electronのフォルダを開く

Electronのフォルダ内に「resources」というフォルダがあるので、それを開きます。

初期状態だと「default_app.asar」というファイルが入っていますが、これはいらないので消してOKです。

フォルダを作成

「resources」フォルダに「app」という名前のフォルダを作成します。

こうなればOK

ティラノスタジオ/ティラノビルダーから必要なファイルをコピー

ティラノスタジオまたはティラノビルダーのフォルダを開きます。

ティラノスタジオの場合

「<ティラノスタジオのフォルダ>\resources\app\src\system」を開きます。

「main.js」と「package.json」というファイルが入っています。

この2つのファイルを、先ほどのElectronの「resources/app」フォルダにコピーします。

ティラノビルダーの場合

「<ティラノビルダーのフォルダ>\resources\app\system\pkg\system」を開きます。

「main.js」と「package.json」というファイルが入っています。

この2つのファイルを、先ほどのElectronの「resources/app」フォルダにコピーします。

こうなればOK

ゲームのファイルをコピー

ゲーム本体のファイル↓を「resources/app」フォルダにコピーします。

【コピーするファイル】
・dataフォルダ
・tyranoフォルダ
・index.html

こうなればOK

ブラウザ向けのエクスポートができるのであれば、ブラウザ向けにエクスポートをして出力されたファイルを入れてください。

確認しよう

Electronフォルダの「electron.exe」をダブルクリックで実行します。

こんな感じで実行されればOKです。

ウィンドウサイズの調整

ウィンドウのサイズがゲーム画面サイズと合っていないので調整します。

「resources/app/package.json」をテキストエディタで開きます。

↑のような感じになっているので、「width」「height」の部分を書き換えます。

ゲーム画面のサイズが「1280x720」の場合、↓のようになります。

書き換えたら保存して、もう一度実行してみましょう。

いい感じになりました。

注意事項

ここまでやってきておわかりのとおり、この方法だとゲームの素材ファイルがすべて丸出しになっています。
それじゃ困るんやという方は続きをご覧ください。

ゲームファイルを隠蔽する

やり方その1:Enigma Virtual Boxを使う

https://kuina.games/p-472/

やり方その2:asarを使う

厳密には隠蔽してないとかは言わない約束

Node.jsをインストール

すでにインストールしている方は飛ばしてください。

↑のページから「LTS(推奨版)」と書いてある方をダウンロードします。

ダウンロードしたらインストーラを実行してください。
適当にポチポチしてれば終わります。

asarをインストール

Windowsの検索バーで「pow」と入力

「Windows PowerShell」をクリックで実行します。

こんな画面が開きます。
↓のコマンドをコピーしてPowerShellに貼り付けてください。

npm install -g asar
こうなればOK

貼り付けたらエンターで実行します。
なんかずらずら出てきますが、終わるまで待ちます。

「resources/app」フォルダに移動

終わったら↓のコマンドをコピーしてPowerShellに貼り付けて実行します。

cd <Electronのフォルダ>\resources

スペース部分は半角スペースです。

「app」フォルダがあるフォルダをエクスプローラで開き、アドレスバーをクリックしてフォルダパスをコピーすると楽です。

画像上の青くなっているところをクリックするとパスをコピーできます
こんな感じになればOK

実行後、↓のようになればOKです。

「>」の前に入力したフォルダパスが入っていればOK

appフォルダをアーカイブ

↓のコマンドをコピーしてPowerShellに貼り付けます。

asar pack app app.asar
こうなればOK

エンターキーで実行します。

「app」フォルダがあるフォルダに「app.asar」ができていればOKです。

「app」フォルダは不要なので削除して構いません。

再度「electron.exe」を実行し、ゲームが動作すればOKです。

アイコンの変更など

ウィンドウのアイコン

ここのやつ

「.ico」ファイルを「tyrano.ico」という名前で「resources/app」フォルダ内に配置すればOKです。

実行ファイルのアイコン

ここのやつ

Resource Hackerとか使いましょう。


以上!終わり!閉廷!

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