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㉒ざっ‐き【雑記】〘名〙いろいろ思いついたままに書きつけること。


①子ども

私の職場は児童自立支援施設。
所謂「非行」と呼ばれる犯罪行為や家庭や養護施設、学校で問題行動を起こした小中学生が生活を送る施設であり、私は指導員として共に生活し日々指導を行っている。
詳しく書くと長ったらしいので気になった人はGoogle検索をしてほしい。


これを読んでいる人に聞きたい。
「非行少年」と聞いて思い浮かべるのはどんな子どもだろうか

昔クラスに一人や二人くらいは居たヤンキーみたいな奴か、

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駅やコンビニ前でしゃがんでたむろっているような奴だろうか

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他の施設ではどうかは知らないが、少なくとも私の職場では前述したような子供はいない。

『どこにでもいそうな「非行」なんて言葉は似合わない普通の子ども』
それが私が初めて現場に入って感じた第一印象である。


ケース記録を見たり先輩職員の話を聞いたりしたところ、昔は所謂「ヤンキー」な子どもも多かったそうだが、現在はADHD(注意欠陥多動性障害)ASD(自閉症スペクトラム)といった発達障害や、軽度の知的障害を持つ子どもが多いそうである。
ここでも説明すると長くなるので症状についてはググってほしい。

実際に私が勤務する寮でも、半数以上の子どもが精神科や心療内科に通院し服薬をしている。



入所する原因となったのは窃盗や性加害、暴力など様々だが、多くの子どもに共通することは自分の感情や欲求をコントロールできないこと。

行動の選択肢に「我慢する」というものがなく気の向くままに行動してしまったり、どうやれば我慢をすることができるのか分からない子どもが多いのである。


また、生育状況も一つの要因に挙げられる。
幼い時から施設暮らしで十分に親の愛情を受けられず、他人との適切な関わりが分からなかったり、虐待された経験があり他人を信用できず不安感に駆られて非行に走ってしまうなど様々だ。


このような現状を知ると、誰が悪いのかわからなくなってくることがある。

本人に問題があるのは勿論だが、
もしその子がちゃんと親の愛情を受けて育っていたら?
保護者が子どもの特性を理解して適切な支援を受けていたら?

多分それだけで今入所している子どもの三分の一くらいは入所するに至らなかっただろう。


「それだけ」とはいってもそれが困難なことであることも事実。

私たち支援者には何ができるんだろうか。



②楽器

最後に楽器を出したのはいつなのか思い出せないくらい時が経った。
時たま吹いてみようかな、と思うことはあるも結局気が向かない。

小学校から始めて大学までの13年間は何だったんだろうか。

あんなにいつもそばにあったのにたかだか1年ぽっち吹かなかっただけで簡単に離れてしまった。

いつ気が向くのか全く分からない。
このまま離れていくのもあるかもしれない。

その時はその時だ。きっとなるようになる。



③または別の趣味

秋の初め頃に幼稚園からの付き合いである幼馴染に会った。
フェンシングでオリンピック代表(リザーブ)になるほどのスポーツマンである。

彼の趣味はパチスロ。

誘われるがままに打った4円スロのガールズ&パンツァーG、

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ビギナーズラックか設定6を引く。

3千円の投資で7千円のリターン、4千円の勝ち。


そもそもガルパンは好きだったので見事にパチスロにハマる。

ボーナスが続くかどうかのドキドキ感



ロングフリーズを引いた時の僥倖感


完走した時の全能感といったらたまらない。



のめりこまないようにだけ注意してこれからも頑張って生きていこう。

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