喫煙者。

私はタバコがとてつもなく嫌いだった。

小学4年生の頃、離婚がきっかけで母子家庭となった。親の転勤による転校後すぐのことだった。

もちろん、引っ越しをすることになり、なんとか新しい暮らしに慣れた。

私が中学校に入ったころ、母親がタバコを吸い始めた。今考えると、相当なストレスを母は抱えていただろうから仕方がないとも思えるが、当時は許せなかった。
換気扇の下でタバコを吸う母を見るたびに怒りが込み上げてきて「おい!ババァ!外で吸えよ!」と、思春期も重なりとんでもない悪態をついてしまっていた。

関係を修復することもないまま、他地区の大学へ進学することに。
大学に入り、外で遊ぶことが増えて、タバコを勧められらことが一度あった。一吸したが、むせてしまい、彼女もいたため、やっぱりタバコは吸わなくて正解だ!と思った。

しかし、その1年後くらいに彼女と別れることになってしまった。

2ヶ月後タバコをなぜか買ってしまった。
初めて自分の意志で吸った。
美味しくなかった。
むせた。
こんな変なものを吸ってる母親はやっぱりおかしいと思った。

でも、止まらなかった。

今では一日一箱。本当にアホらしい。

今でもタバコは大嫌いだ。お金も使うし健康にも害がある。それでも離れられないから、もう今世は諦めてタバコと共存していこうと思う。

来世の自分はタバコを吸わないで欲しいなぁ!


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