わたしがなりたかったもの。

こんにちは。お久しぶりな、はなまるです。

noteに書きたいことや題材はいくらでも沸くように浮かんでくるのに、平日は元気パワーが0%になるまで活動しているので頭が回らず、土日は土日でだらりと…。(言い訳)

大人になってから、好きなことをいつやったらいいのかわからない人になってしまいました。

とりあえず目の前の家事や次の日の仕事の準備をやりだすのですが、夫は自分の時間を突然作れる人種なので家事をほったらかしても読みたい本を読むし、やりたいゲームをやるし、見たい動画を見ます。羨ましさすら感じるレベル…

しかも、都内の普通のOLのわたしは好きでもないけど、仕事だから…と思ってやるような事務の仕事をしているので、日頃の鬱憤や愚痴を話すと

「好きなこととかやりたいことを仕事にしたらいいじゃん」

と、好きなことを仕事にしている夫に言われます。めちゃくちゃ言われるから逆ギレしてこないだケンカしました。

いいよね、好きなことがもう仕事になってるんだもん。デスクワークだもん。ずっと続けられそうじゃん。

わたしだって好きなことくらいあるよ、なりたいものだってたくさんあるよ、えっと…

今回は、わたしのなりたかったものを思い出して記録しておこうと思います。

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夢を聞かれたときに、即答えられるかっこいい人になりたいなあといつも思います。

まず、今までなりたかったものたち。

🌟お花屋さん(幼稚園生のとき)

🌟ファッションデザイナー、パティシエ(小学生)

🌟ラジオDJ、声優、図書館司書、消防士(中学生以降)

各年代代表的ななりたいものたちを並べてみたものの、あれ少ないな、こんなものかという印象…

「将来の夢」として、親戚のおばちゃんに聞かれたときや課題に出されたときに言えるオフィシャル将来の夢とか胸に秘めていたものなのかも。

職業ではないけれど、中学〜高校生の時にわたしがどーーーしてもなりたかったもので、人に言うほどではないものが…

ヲタクでした。


アニメオタク、ジャニーズオタクがクラスのオタクの2大勢力でした。よく考えると、もはや女子はどちらかに分類されるものでした。我が家はあまりテレビを見ない(学業第一のため見せてもらえない)家だったので、どちらの話もふぅん…と聞く人になってました。

学校へ行こう!も見てないし、深夜アニメも見てないし、ていうかそもそもみんなよく知ってるね!?V6の岡田くんの誕生日とか好きなものとか、少年ジャンプのマンガがアニメ化されたら声優さんの話になるし、どこから知るの!?という、別次元の世界…(今の言葉だと沼)

当時のわたしには、どっぷりと沼にハマっていく同級生は憧れでした。

そんなに一生懸命になれる好きなことある!?


そこでわたしはアニメオタクになろうと思いました。あまり三次元のイケメンには興味がなく、二次元の幼なじみ属性元気天然キャラとか、無愛想なんだけど壮絶な過去を抱えてるキャラとか…萌えという感情はなかなかわたしに刺さりました(今の言葉だと尊い)

漫画は(学業第一のため)買ってもらえない家だったのですが、友人に借りて色んな漫画を読みました。NARUTOも読んだしDグレとかREBORNとか、少コミ系も花ゆめコミックスもたくさん借りた。

もともと毎週の娯楽が市立の図書館に行って上限いっぱいの10冊本を借りてくることで、毎月40冊は読んでたので活字には全く抵抗がありませんでした。漫画がノベル化した番外編も読んだし、物語に没入していく快感は何にも替え難くて、妄想の中で生きてました。キャラクターを愛していくと二次創作にも手を出すようになり、放課後パソコン室で1時間夢小説等のサイト巡りをしたことも…

あの頃は本当に一生懸命だった。狂ってた。

そんなわたしも作品やキャラを好きになればなるほどヲタクの壁を感じるようになってしまって、、

そう、課金の壁。

アニメイトって知ってますか?オタクグッズやら公式書籍やらCD.DVDやらなんでも手に入るあそこです。兄弟にオタクがいたり、潤沢なお小遣いがもらえる家庭や家族がオタクなの!みたいな子は勝ち組です。お小遣いも遊びに行く時に2000円しかもらえない家だったわたしは、友達とアニメイトに遊びに行っても何も買えませんでした。何もかも、好きな作品のものは全部欲しくなる。少し前に痛バッグ(ビニールバッグの中に推しキャラのグッズを入れまくるあれ)がありましたが、あれがない時代で本当によかった。

それでも、グッズが買えないわたしはオタクの頂点を目指すことはできず、限界を知ったのです。限界突破した子は箱買いとかしてましたね。そこまではいけないと悟りました。でも確かに、わたしはオタクだったし、好きなことに一生懸命だったのです。

なりたかった、オタクとしての学生生活を全うしたのです。

今のわたしにあれくらいの熱量があればな。なんだって出来るかもしれないのに。

わたしはまた、あの頃と同じく何かのオタクになりたいと思っています。全てを捧げるほどの好きなことにまた出会いたい。一生懸命没入できる世界に出会いたい。

今のわたしの夢は、オタクになることです。


はなまる。

#キナリ杯