わたし、よし!可愛いぞ。

表題はわたしの大好きなスマイレージ(現在はアンジュルム)の「夕暮れ恋の時間」の最後のフレーズ。彼が初めて家に来るまでの心境を綴った女の子の歌。これはわたしの美意識と自己肯定のために毎日自分に問いかけてるフレーズ。

#だから今日もメイクする

私がメイクをするのは"最強のわたし"になる為。メイクは心武器。自分に自信をつけるための行為。自分を肯定するための時間。

たくさんのコンプレックスがある。そばかす、クマ、小さな奥二重の瞳、濃い眉毛、大きい口、目の周りのシワ、くすみ、大きい身長、広い肩幅etc.
たくさんのコンプレックスとわたしは戦っている。ありのままのわたしはきっとお世辞にも綺麗とは言えない。

だからファンデーションで大嫌いなそばかすを薄くして、眉毛を描いてぼんやりとした顔を少しハッキリとさせる。キラキラのアイシャドウで色をつけて、アイラインで目を少しでも強調、マスカラで薄い睫毛にボリュームを与える。チークでほんのり血色を加えて、ハイライトで光とツヤを与えてシェーディングで影を描いて陰影をつける。

仕上げに少し濃いめのリップを塗る。

一気に顔が華やかになって締まる。その雰囲気をみて髪の毛を軽く巻いて、アクセサリーをつけたら最後は香水を振りかけて"最強のわたし"が生まれる。

玄関で踵の高い靴を選んで履いて、出掛ける直前の鏡の中のわたしをみて呟く

わたし、よし!可愛いぞ!

こうして最強のわたしは社会にでる。自己肯定が苦手なわたしはメイクとファッションの力で自己肯定をする。誰がなんと言おうとわたしは可愛い。毎日こうやって戦いに出かけるのだ。

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