The pillowsの一番好きな曲

中学生のときいろいろあったころから、本当の意味で人を信頼することをやめて、表面だけで人と付き合うようになった。

もともと早生まれで背も小さかったが中学を卒業する頃には180センチ前後くらいまでには背も伸びて、ぼくのモテ期が来たのである。ただ結局女の子と付き合い始めても、「何考えてるのかわからない」と言われ2、3ヶ月もしたら別れることを繰り返していた。

友達ともいえないナニカと、彼女とも言い切れないナニカと付き合っていくうちに自分自身がナニモノなのかよくわからない感覚になっていった。今でも自分がなんなのかなんてわかってはいないのだが。

周りのみんながやっていることに疑問を持つようになり、自分がやっていることに確信を持たなくなるような感覚。それだけが広がって、自信がなくなるようだった。

そんな時に聴いたのが、『PleaseMr.Lostman』の『ストレンジカメレオン』だ。「まわりの色に馴染まない出来損ないのカメレオン」、「引っかき傷は癒えないのさ」どこか自分のことを歌ってくれたような気がして、自分もキミに出会うために頑張れるような気がした。(20代半ばでキミに出会えたような気がしたけど幻だったのはまた気が向いたらまとめよう)

とにかく当時の気持ちにガッチリフィットしたのだ。今でもピロウズの曲の中で一番好きなのである。




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