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【更新停止中】現代短歌の鑑賞101 を読む

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短歌の詞華集『現代短歌の鑑賞101』を、読んでいきます。 ……ということで書いていたのですが、 「アンソロジーを読んでの評は批判的なことを書きづらい」と気付いて、筆が止まってしま…
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2023年7月の記事一覧

『現代短歌の鑑賞101』を読む 第七回 齋藤史

齋藤史は二・二六事件の首謀者の一人と幼馴染だったということである。 短歌からは作者の呼吸…

中本速
1年前
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『現代短歌の鑑賞101』を読む 第六回 佐藤佐太郎

佐藤佐太郎の項の書き出しが「いうまでもなく佐藤佐太郎は斎藤茂吉の弟子である」と書いてあっ…

中本速
1年前
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『現代短歌の鑑賞101』を読む 第五回 葛原妙子

葛原妙子は名前はよく知っており、葛原妙子歌集という詞華集も持っているが、まだ読んでいない…

中本速
1年前
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『現代短歌の鑑賞101』を読む 第四回 坪野哲久

坪野哲久は好きな歌人である。しかし、「坪野哲久」という名前にも通じる、ストイックな印象が…

中本速
1年前
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『現代短歌の鑑賞101』を読む 第三回 木俣修

木俣修は、私にとっては、しばしば名前が出てきて戦争との関連で語られるものの、よく知らない…

中本速
1年前
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『現代短歌の鑑賞101』を読む 第二回 柴生田稔

二人目は、柴生田稔。私はなじみのない歌人である。 鬼面人を驚かすようなことは言わないが、…

中本速
1年前
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『現代短歌の鑑賞101』を読む 第一回 前川佐美雄

小高賢の編んだ詞華集、『現代短歌の鑑賞101』を読んでいこうと思う。前から順に読んでいく。 最初は、前川佐美雄。 いきなり勝手が違うのは、私は前川佐美雄が好きで、全集の短歌の巻を読み通したことがある。 なので、このアンソロジーで知るわけではない。 その作風の特徴は、大胆に常識を外したことを言うところにある。 私としては、裏側にニヒリズムが貼り付いているように感じることもある。 秋晴れの街に行きたいのは、「行きたい」だけだし、「君はこの街に放火せよ」というが、そうされたら