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まやかしに触れて 神様なんていなかったと嘆く 神様なんていない 神様なんていない 昨日は眠…
悲しいのは花だけ 光る瞼に触れても なにもおもわない 散るように生きても 残るのは花だけ 証…
ひだまりは僕だけを照らさなかった 平等に花が咲いて あなたの空に降らせた 炎天に雨傘 すえ…
水に落ちた 白々しい顔で 言わないでいた 言葉をそっと 突き放すから 消さないでいた 思…
抱きしめることほどの嘘 残り香を愛して 揺蕩う言葉のなかで ずっと探していた 言葉はいつ…
日の落ちるころ あなたは足音をきいていた ドアの前で立ち止まる ここから先は 海 夜が長く…
やわらかく とびこえて つまさきを ひたす 流れてもひとつ ぬるく ほどける ゆびさきから きえる 流れてもひとつ とびこえて きえる 涙は雨にならない こんなにも わたしたちは濡れて とけることもできないのに つまさきを ひたす 触れられない ひとつ 触れあいたい ふたつ ゆびさきから ほどける 置かれた場所でなんて咲けない こんなにも わたしたちは濡れて それでも ひとつ ひとつ 雨にならないで 流れる
影法師になるか地上絵になるか 好きな方を選んで そしたらわたし 風になるから 太陽になるか…
例えば、の、ばの字を抜いても通じるような存在感で 取るに足らない軽さで捨てて 例えばあな…
もしもし 窓です あなたの部屋の それは一番近い額縁 おんなじだけれど違うもの もしもし 雪…
本当は目の前にある 明日から僕を見つめて 君が居なくなっても何も変わらない ほんとうは 君…
もう羽なんか無いけど 最初から必要じゃなかった 温かな嘲笑に花束を 柔らかい絶望に潮騒を …
あなたの言葉を集めて海に投げてみます いくつかは海面を跳ね いくつかは溺れ いくつかは漂い…
祈れば赤 降れば青 朝には黄色 夜には君を 祈れば恋 降れば雨 朝には光り 夜には君を