模様を表現するキャンディ塗装、「ソウルペイント」解説
■概要
以前、トランザム起動時に現れる幾何学模様を再現したエクシアを作りました。今回は幾何学模様を出すために採用した「ソウルペイント」について紹介したいと思います。
Youtubeに動画もアップしてますので、よろしければそちらも御覧ください。
https://youtu.be/QYTHB3uib20https://youtu.be/QYTHB3uib20
■「ソウルペイント」とは
私なりの解釈を含みますが、ざっくり説明すると次のようなものです。
キャンディ塗装の一種
マスキングを段階的に剥がしながら塗装を重ねる
塗膜の厚み差により奥行きを持った表現になる
基本的にはキャンディ塗装と同じ流れです。
※キャンディ塗装とはシルバーの上にクリアカラーを塗る手法。
シルバーの種類によって様々な光沢を出せる、楽しい塗装法です。
異なる点としては「予めマスキングにて模様を作っておく」こと。クリアカラーを吹いては一部マスキングを剥がし、さらに吹いては剥がしを繰り返すことで色の濃さを調節でき、奥行きのある模様を表現することが出来ます。
車やバイクでよく用いられている手法のようで、検索すると美しい模様がたくさん出てきます。
■「ソウルペイント」の塗装手順
下地のシルバーを用意します。
好きな模様にマスキングします。
クリアカラー1層目を塗ります。 ※重ね塗りするので、薄めに
一部マスキングを剥がします。
クリアレッド2層目を塗ります。 ※ここからトランザムイメージ
残りのマスキングを剥がします。
クリアレッド3層目を塗ります。
完成!
今回はクリアレッドを3層にしたため、3種類の濃さの模様ができました。
■おわり
以上が「ソウルペイント」です。
トランザムの幾何学模様のマスキングがとんでもなく大変でしたが、満足の行く出来映えになりました。車のソウルペイントの動画を見ていると、クリアカラーを塗る前に黒でグラデーションチックに塗ることで更に奥行きのある塗装になってました。次回はこれを取り入れたいと思います。
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