光治療とレーザー治療の違い②シミレーザー
「しみやいぼを治療したいのですが、どの治療がいいですか」
自費(美容)のカウンセリングでよくいただくご質問の一つです。
当院では大きく4つの治療法があります。
①イボレーザー
②シミレーザー
③光治療
④外用治療
上記について説明していきます。
今回は②のシミレーザーについて纏めます。
写真はイメージです。
しみにもいくつか種類があります。
A:両頬、おでこや瞼に茶色から青いような小さい色素斑(頬部後天性真皮メラノサイトーシス)
B:両頬から顔全体に小さい茶色の色素斑(そばかす、紫外線による色素斑)
C:頬の上方、鼻下やおでこに茶色のくすみ(肝斑、擦りすぎ、化粧品による刺激)
Aをシミと思っておられることがとても多いです。Aはあざの一種なので、
その色に合ったあざレーザー治療を半年から1年に1回繰り返していく必要があります。
※当院ではアザレ―ザーは自費になります。
あざは美白剤や光治療では薄くならない若しくはなりにくい部類のものです。
Bは光治療がおすすめです。しみレーザーを使用して治療することもできます。
Cはお病気や生理周期の状態などをお聞きした後に、適応があれば
肝斑や色素沈着を改善する内服を処方いたしますので、継続していただきつつ
擦りすぎていないか、肌に刺激になるような基礎化粧品・化粧品を使用していないか
見直す必要があります。
というように、上記のいずれのシミであるかを診断してから、
シミレーザーか適応どうかを判断していくことになります。
【 シミレーザー治療の実際 】
シミレーザーは、とても強いエネルギーでシミの部分を狙ってバチン!
と当てていきますので、表面麻酔クリームを30分ほどこちらで外用してから治療します。
照射した部分は、茶褐色が黒味が強くなり、周りに赤みが出て、
一つ一つのシミが腫れたようになります。
徐々にかさぶたのようになっていく部分と、
かさぶたにならず黒ずむだけの部分と別れていきます。
かさぶたになったところは、2週間ほどかけて洗顔時に少しずつ自然にはがれていきます。
かさぶたが取れたあとは、しばらくピンクや赤黒いことが多いです。
1か月ほどすると初めの状態よりも、黒ずみが強い炎症後色素沈着という状態になります。
その、炎症後色素沈着が消えてきて、綺麗になるには半年から1年かかることが多いです。
ここは個人差がとても大きいです。
ここの個人差は、
もともとの肌質、良い栄養を毎日とっているかどうか、精神的ストレスがかかっていないか、紫外線予防ができているかどうか、美白剤の内服外用を継続できるかどうかなどに左右されます。
シミレーザーだけであれば(イボレーザーの併用がなければ)お化粧することができますが、2週間ほどはお化粧されていても目立つと思います。
大きなご予定がない時を選んでご予約をお願いいたします。
また、シミレーザー治療後はかなりひりひりしますので、治療後のお出かけの予定は
組まれない方がいいと思います。
カウンセリング時にどのようなことが起こるのかを写真と同意書をお示ししながら説明しますので、お仕事上やメンタル的に耐えられるかどうかなどよく考えてからご予約ください。
ご自身のシミがどの種類になるのかは、カウンセリング時に拝見しますので、
お化粧を落とした状態でいらしていただけると幸いです。
自費(美容)治療や施術はどの曜日も院長担当ですが※一部スタッフ施術のメニューもあります。
カウンセリングのみの場合は月曜火曜は二宮先生、木曜金曜が院長の担当になります。
当院にはご紹介で来ていただくことがほとんどなのですが、
ご友人や家族の方のシミと同じように見えていても、治療法は違うこともありますし、
肌質や生活習慣によって施術後の経過も違います。
その点もどうぞご理解をよろしくお願いいたします。
しみレーザーの価格や診療の流れは下記からご覧になれます。↓
https://marikoclinic.com/medical/spot/
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