間違った看病は危険! 正しい新常識

子供や家族、恋人、友人が風邪やインフルエンザになってしまったとき、
あなたはどのような対応をしてあげていますか?

もし、間違った対応をしてしまっていると逆に負担をかけてしまい、
治りを遅らせてしまっているかもしれませんよ!

今回は、風邪やインフルエンザ時に行ってはいけない間違った対応をご紹介します。

●栄養やエネルギーをつけないと思い、お粥や食べやすいものを作り、無理に食べさせる
●布団を何枚もかけてあげる
●厚着をさせて、いっぱい汗をかかせてあげる

上記の3つの行動をしていませんか?

実は、この3つの対応は間違った対応です!
この対応をしているなら、すぐにやめてあげてください!

では、なぜこの3つの対応が間違っているのか?

食事に関して
風邪やインフルの時に、体内ではウイルスや菌と一生懸命戦っています。
そんな時に、食べ物が体内に入ってくると食べ物を消化しないといけなくなり、消化にエネルギーが必要となり、ウイルスや菌と戦うエネルギーが減ってしまいます
人間はエネルギーを備蓄しており、数日くらいなら食事をしなくても問題ないです。
それより、ウイルスや菌を倒すことの方が重要です。

例として、犬などの動物を思い出して下さい。

犬など動物がカラダの調子が悪いときは、何も食べずにじっとしていませんか?
本能的にじっとしている方が良いということがわかっているのです。

※無理に食べさせなくていいということで、本人が食欲があり、食べたいなら食べても大丈夫です。

次に布団を何枚もかける、厚着をさせることに関して
布団を何枚もかけたり、厚着をさせる目的として、いっぱい汗をかかせて熱をさげることだと思います。

しかしそれは逆にカラダに負担をかけているだけの行為なのです。

たしかに、汗をかくと熱が放出され、体温は下がります。
が、風邪の時は、カラダが熱を上げる必要がなくなり、熱をさげるために汗をかいています。

風邪やインフルの時に体温を上げているのは、免疫力を高めて、ウイルスや菌と戦うためです

そんなときに、無理に汗をかこうとさせると、汗をかくことにエネルギーを使われ、ウイルスや菌と戦うエネルギーが分散し、減ってしまいます。

また、汗をかくことで熱が下がってしまうので、体温を上げるためにエネルギーを使われ、
さらに、汗をかくことで、体内の水分量が減り脱水状態の危険な状況になってしまう可能性もあります。

寒くない程度の服装で、寒気があればかけてあげるくらい十分です。


良かれと思ってした行動が逆効果にならないように、気をつけてあなたの大切な人を看病してあげてくださいね。

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