見出し画像

コロナウイルスのお陰で何気に「持続可能な生き方・はたらきかた」が実現出来てませんか?

ちょっと不謹慎かもしれないけれど、コロナウイルスの影響で、生き方・はたらきかたが良くなっていると思いませんか? もちろん全員が、ではないけれど、例えばテレワークやシフト勤務が気兼ねなくできるようになっている。すると家事を今までよりも自然に分担できて、ゴミ出しとか洗濯を干したりもできる。テレワークしながら休校中の子どもと一緒にランチを作ったり、合間に宿題を見たりもできる。家族に感謝されたり、だんだんとそれが日常になり、役割ができる。

テレワークで山ほど残業ってこともないので、定刻で切り上げてすぐに家庭の時間になる。オンオフの切り替えは思ったほど負担でなく、むしろ働いている時間に今までどれだけテンション高めていたのだろう?と気づく。自宅で仕事しながら家事育児に可能な範囲だけでも関わることで、自分にこんな期待役割や居場所があったのか、という発見もあった。

週末を迎える時の気力体力も全然違っているので、金曜日の夜に余力を持って週末に入れる。月曜日から金曜日に使い果たしている感が無いのは、毎日の満員電車が無いことと、9:00には出社せねばならぬ、という縛りのプレッシャーだったのかもしれない。無駄な会議に拘束されることも減り、本来役割としての仕事を効率的に行えることも、ストレスが低下する要因になっているように感じている。

土日に平日の疲れを回復する必要があまりないので、創造的に活動できる。世の中の大規模イベントも軒並み中止で無駄に疲れる場所へ行くこともないから自宅でゆっくり読書したり、近所のカフェでコーヒーを飲みながら地域の人と話したり、じっくりとブログの文章を考えることもできる。この三連休は子どもたちと川沿いを3時間かけてゆっくりサイクリングしたり、冬の間放置していた貸し農園にじっくり手をかけて土を耕し苗を植えて春の準備ができた。

いいことだらけではないか、と思ったりする。もちろんコロナウイルス自体の影響を自分が受けていないからなのだけれど、今のところ気をつけながらも日常生活は送れているので、特に困っていることは無い。今日で三連休が終わるのだけど子どもからは「明日はテレワーク?」と聞かれ「明日は時差出勤で会社行くよ」と返したり、自然なコミュニケーションがある。子どもの方が環境変化には柔軟で、今までずっとパパは平日昼間はカイシャに行くもの、だったのがテレワークという奴は家で仕事ができて用事も頼めて便利、くらいに思っているよう。

持続可能性の実現、という大きな目標を達成するには社会の変化と人々が慣れる時間が必要に思っていたけれど、一気にショートカットしているように感じる。品薄の商品を過度に買い溜めたり転売する人よりも、それをおかしな事として意義を唱える人の方が圧倒的に多いことも、持続可能な社会にとっては望ましいことでたくましくも感じる。案外、世の中悪くないな、とも思う。

みんなはその辺りのこと、どのように受け止めたり感じたりしているのだろう?とても興味がある。僕は元の働き方に戻らない方が良いかもしれない、と考えているしそれは十分に可能だとも思っている。元々、世の中全体が無理な方向に頑張りすぎていて、特に日本の少子高齢化の中では経済成長も既に幻想のみを追っていた。

本来、身の丈に合ったスモールサイズの経済や社会、私たち自身の生き方はたらきかたをしていけば良いし、そこに本質的な幸せもあるように思う。お金もたくさんは要らなくて、それよりも自分のことを地域で何人の人が認知してくれていて、自分に期待役割を与えてくれているかの方が遥かに人生のリスクを下げてくれる。

3月に入った頃から「みんなのはたらきかたトーク」というオンラインのトークイベントを週一回ペースでこじんまりと開催している。最初は7人ほど、全員知っている人が参加してくれた。2回目、3回目と続けているうちに「はじめまして」の人も増えてきて、10人くらいになった。

お互いは対面ではなくZoomという慣れないツールを介して話すのだけれど、不思議と心地良さを感じたりもする。25年ほど前に携帯電話が市販され始めた時の驚きと面白さに近いものを感じる。オンラインツールもきっとこれから時間とともにコミュニケーションの手段として定着していくのだろう。そんな事をおぼろげに考えていた週末でした。

3/25(水)オンラインで描く新しいライフキャリア
*次回の「みんなのはたらきかたトーク」は生き方・はたらきかたそのものがオンラインによって変わるのでは?という妄想を広げる時間にしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?