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詰将棋全国大会忘備録

2023/07/17
三重県桑名市で詰将棋全国大会が開催されました。

コロナ禍の影響もあり、今回は4年振りの開催とのこと。
我々夫婦は初の参加で、私は緊張と興奮のあまりなんと当日まで2日間一睡もできませんでした。

会場入りする前に近所のコメダ珈琲にて昼食。
これに関するtweetを見た若き凄腕詰将棋作家たちが我々に声をかけてくれ、こんなに嬉しそうな主人の顔は久しぶりに見ました。
私自身は非常に緊張しましたが、優しく声かけいただき、少し話すことができました。

会場入りし、主人は早々と販売スペースへ。
ニコニコ顔でたくさんの書籍や戦利品を持って帰ってきました。
私は非常に本を読むのが苦手なのですが、浦野先生のハンドブックには非常にお世話になっており、遠目ながらお会いできたことに感激しておりました。

大会は
◆握り詰めの解説・投票
◆休憩・交流
◆過去4年の看寿賞作の解説
◆一人一言
◆懸賞詰将棋の解説
◆握り詰め結果発表
◆写真撮影
(一部省略)
といった流れでした。

◆握り詰めの解説・投票
これには主人も作品を投稿していたようで(当日資料を見て知る妻)、解説を聞きながら主人の作品を探して当てるのもまた一興でした。

◆休憩・交流
主人は大勢の作家さんに挨拶へ。
直前に作った小冊子を配布しておりました。
終始ニコニコしており、見てるこちらも癒されました。
私はというもの、大会の前に某作家さんに「詰将棋全国大会の醍醐味は交流ですよ」と言われたにもかかわらず、緊張でほとんどどなたともお話できず、少し残念でした。

◆過去4年の看寿賞作の解説
真剣に聞いていたのですが、寝不足がここになって脳を鈍らせてきました。
非常に申し訳なかったのですが、外で少し休憩。
休憩中に、ようやく私から有名作家さんに声をかけることができ「自分が納得した作品を作ること」の重要性を学びました。

◆一人一言
各都道府県ごとに代表者1名が一言話しました。
神奈川代表として、なんと我々夫婦を指名していただき、主人がマイクを握らせていただきました。
様々な意見がいろんな方から聞けて楽しかったです。

◆懸賞詰将棋の解説
初手からの紛れが素晴らしく、玉の移動も巧妙な作品でした。
私は解けず断念しましたが、このようなイベントも楽しかったですね。

◆写真撮影
若い作家たちを中心に、机や椅子の移動などできることを手伝おうという意思が感じられ、感動しました。
こういう作家さんに、今後を担ってもらうのはすごく安心だなと思いました。

さて、大会全体を通して、私が最も感動したのは運営の素晴らしさです。
詰将棋全国大会にきて、感動するところがそこかよと思われるかもしれません。
勿論、素晴らしい作品(個人的には中合を利用した作品など感激しました)はたくさんありました。
しかしながら、運営がいなければ、この素晴らしい会も成り立っていないわけです。
時間配分など完璧でしたね。
あれほどスムーズに進行がいくためには、余程の準備が必要かと思います。
本当に運営の方々に感謝の一言です。

最後に、女性かつ初参加で難しい内容もあり、退屈だったのでは?と心配してくださる方がいらっしゃいました。
しかしながら、私自身たくさんの感動しましたし、来年も行くぞ!という意気込みになりました。

詰将棋の世界は男女関係なく、感動を与え、また提供するものだと思っています。
次回の全国大会では、女性だから詰将棋の話は…???などと思われず、どんどん話しかけていただけると非常に嬉しいです。

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