目指せ!ばえる愛玉ゼリー?!
相変わらず、愛玉ゼリーの普及活動をしている。
先日、某百貨店内でワークショップをさせて頂いて総勢30名のたくさんのご参加の方にあやかり、普及活動家としては、嬉しい結果となった。
勝手知ったる仕事場なので、アイデアもいろいろ出して仕込みも楽しくやらせてもらった。
幸せな時間はあっという間だ。
またアンケートに貴重なご意見、感想をいただきとても励みになっている。ワークショップ中や、終わってからもこんな質問を数人から頂いている。
「作ったゼリーの日持ちはどれくらいですか?」
「型に流したら形を保つのでしょうか?」
というご質問などにも応えようと書いてみたら、意外に長くなったのでnoteにまとめて書き残すことにした。
以下、ちょっとていねいに書いてみた。
まず、愛玉ゼリーもナマモノのようなもので、加熱してないし、作って長く冷蔵庫に放置していると、そのうちカビが発生します。
添加物の無い分、自然なことですのでそうなったら見た目で食べるのを諦めることができます。
一般的なお話ですと、匂いが変わってくるのが、冷蔵庫に入れて2.5日以降ぐらいからだそうです。敏感な方なら、微量なアルコール臭を感じることができます。(酵素の影響です)そうなる前に食べるのが一番いいかなと思います。
生ゼリーですので、何と言っても作りたてが美味しいです(ちなみに室長が実験で作り置きしているものは、冷蔵庫保存で5.6日経ったものも、食べてお腹を壊したことはありません)個人差があると思いますので、あくまでも参考に。
作る時の水の質、種の割合によって出来上がったゼリーの固さが違うし、品種によって繊細な風味の違いがあり、人の手を使って作るので、個人差も出ます。こうしたファジーなゼリーを、もしお店で売るなら、作る条件を決めてから、食品分析の会社に依頼して、計測してもらう必要があるでしょう。
ちなみに、某ケミカル会社にトライしてもらった実験のレトルトパウチ化も、愛玉ゼリーが拒絶したそうだ。(この詳細は経費のかかったことなので、室長のワークショップでしか話せませんが)
固めるときの型の材質について、アルミやステンレスの型でも、シリコンの型でも加熱して作らないので特に問題はありませんが、固さによっては、理想の型通りに仕上がらないことがあります。角立ちさせたいのにゆるめに作ると、型からはずしたときのがっかり感を何度も経験している室長としては、動物性のゼラチンと同じような概念で扱うのをやめよう!と、肝に命じています。
特に粘り気のある品種だと、もうこれは練って作る本わらび餅みたいだと思うときがあり、そうなると型にはめるのは無粋というもの。
…と、はっきりした断定的な回答になかなかいきつきませんが、愛玉ゼリーは、デザートの見立てで、映えるカラーバリエーションのチャレンジをしたり、シロップにこだわったりとアレンジに暇がないし、野菜か?果物か?という角度から考えると、冬の鍋に投入したりもできる、奥の深い食べ物だと思います、どうぞ、家で作って食べてほしい!
食べながら、台湾の山や川を思い浮かべて、癒やされてほしいと思う室長であります。
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