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離乳食のお粥は何倍から始める?私の答えは「エネルギー密度」

こんにちは、ななです。
10ヶ月の息子を育てています。

離乳食を始めるにあたって、私が一番悩んだことは
『お粥の濃度』です。

私は医学系大学院出身で科学好きということもあり、
子育てでもなるべく根拠のあることを実践したいと思っていました。

そのため、ちょっと理系な育児を度々参考にさせてもらっているのですが、
どうもWHOが提唱している離乳食(補完食)では、10倍粥からスタートするのでは、薄過ぎるようです。

なぜなら、「補完食」はその言葉にもあるように、成長し活動量が増え母乳やミルクだけで足りなくなる栄養素を補うものでなくてはならないからです。

離乳食(補完食)は、グラム数などの「食事量」だけ考えていてもあまり意味がありません。

赤ちゃんに必要な食事量は、カロリーによって変わります。
https://rikei-ikuji.com/?p=5000

要するに、薄いお粥を作ったならその分たくさん食べさせましょうね、少ししか食べないなら濃いお粥にすることも考えましょうね、ということです。

私はこのトータルのエネルギーで食事量を決めるという「エネルギー密度」の考え方を知って、非常に納得したのを覚えています。

話はそれますが、このちょっと理系な育児では、WHOのガイドラインや離乳食に対する考え方について、著者が調べられたことが詳しく書かれています。書かれたのは10年近く前ですが、驚くことに世界では当たり前でもいまだに日本では当たり前となっていないことも多々ありますので、是非のぞいてみてください。

市の保健センターから指導された、最初の離乳食は10倍粥からスタートでした。
しかも最初の1週間は、10倍粥だけを与えるというもの。

私がちょっと理系な育児で読んだ内容や調べた内容に、あまりにも指導が違い、どちらを実践していいのかわからなくなりました。

市の指導法を無視していいものか悩みましたが、折衷案を取りながら息子の様子を見て、私の感覚を信じてあげようという結論に至りました。

7倍粥から初め、3日で5倍粥に移行しました。その後、7ヶ月くらいには柔らかめに炊いたご飯も食べられるようになり、お粥を卒業しました。

7倍~5倍粥で始めた離乳食でしたが、大きなトラブルなく10か月を迎えることが出来ています。
結果的に、あまり食べるタイプではなかったからこそ、少量でもしっかりエネルギーを取れる選択が出来て良かったと思います。


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離乳食では、こちらの本でも紹介されているレバーや手羽元スープ、マグロなども離乳食初期から与えていました。
鉄分不足が心配だったからです。

こちらも最新の知見に基づいた栄養学が非常に分かりやすく書かれていて、おすすめしたい本のひとつです。

離乳食の進みが悪い場合は特に、少量でもしっかりと栄養を摂取できるものを食べてもらいたいですよね。
「お粥のエネルギー密度」という考え方が少しでも参考になればと思います。

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