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まだまだ甘い、観察眼。

昼間は離島のデイサービスで介護の仕事をしているわけですが、いつになったら一人前になれるんだろう、と思うほど、奥深い、介護のお仕事。

私は、人が好きで、人の役に立ちたい、と思う気持ちはあるのですが、介護の仕事のなかでとても大切な「観察力」が足りないと思うことが多いです。

例えば今日の一場面。

ある利用者さんの入浴後、足の傷に軟膏を塗ったのですが、私は「傷」だけしか見てなくて、足全体も乾燥で荒れていた状態は目に入っていたのに、そこで保湿剤を塗る、という方向へ行かず、スルーしてしまいました。

その時の状況を振り返ると、まだ、塗るほどでもない、大丈夫、と判断したのだと思うのですが、浴後、皮膚は時間が経つと乾燥することを考慮すれば、”塗っておいたほうがいい”という状態であったわけです。

そのことに気付いたのは、席に戻った利用者さんにお茶を出してくれた同僚が、機転を利かせて保湿剤を塗ってくれていたのを見たから。

あちゃ~、そうか、塗るべきだったか。。

己の判断の甘さに対する悔しさと、同僚の優しさに胸がふるふるし、利用者さんに申し訳なく思い。。一瞬、なんとも複雑な気持ちに。

命にかかわる大事件ではない、ほんとうに、”ちょっとした”ことなんだけど、そういう、小さな変化を見逃さず、利用者さんにとって最善な対処ができるのは、普段からよく観察しているから気付けるんだと思う。

これは介護に限らず、どの分野の仕事にも言えることだと思うのだけど、仕事のできる人は、モノゴトをよく見てる。よく観察してる。

性格的に”ざっくり”で”おおざっぱ”で、すぐに「ま、いっか。」と手放す自分は、”観察”ではなく、”見たつもり”になっていることが多い。

主観的ではなく、客観的に。

明日は「観察」を意識する日にしよう。


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