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理想的な取引相手の見抜き方3選

コンサルティングをはじめ、指導ビジネスをする際は、お客さん選びが非常に重要です。

なぜなら、自走できない人、コミュニケーションコストの掛かる人を抱えてしまうと、際限なく対応コストがかさみ、利益が得られないからです。また、伸びしろがない場合も少なくありません。当然それでは、長く良好な関係を築くことは難しいですし、LTVの伸びも期待できません。

そこで今回は、理想的な取引相手を見抜く方法についてお話しします。

1.事前質問を受け付ける

販売ページに質問受け付けフォームを設置しましょう。
そして、購入前の事前質問を受け付けましょう。
そこから問い合わせをしてくる方とは取引をしない方が良いです。
なぜなら、ほとんどのお客さんは、それをせずとも購入の意思決定をする中で、あえて問い合わせをしてくるということは…

  1. 理解力が低い

  2. 他責思考が強い(言質を取りたいという考えが強い)

  3. リスク耐性が低い(成果保証やエビデンスを求めている)

  4. 信頼残高が低い(誤解が生まれやすくトラブル発生リスクが高い)

  5. 思考力・想像力に欠ける

これらの要素を持っている可能性が高いからです。

いずれも、取引成立後にコミュニケーションコストを人一倍発生させるタイプですので、往々にして、はなから取引をしない方が良いという結果になりかねないのです。

それこそ、サポートや質問はしなければ損だと思い込んで、意味のない問い合わせをしてくる貧困思想の人も世の中には存在します。この手のお客さんを複数抱えると、それだけでもはやビジネスが成立しなくなる懸念すらありますのでくれぐれもご注意ください。

2.やりとりのラリーをする

この記事の見出しがテニスの画像なのは、これにちなんでのことです(笑)

メールでのやりとりは原則として1ラリー半。

質問&問い合わせ
 ↓
あなたの返信
 ↓
相手からのお礼

これを徹底させるべきですし、少なくとも有能な方や、ビジネス経験のある方は、これがわかっていますし、体に染みついているものです。

ちなみに、お礼返信は、人として最低限の礼節を求めるという意図もありますが、それ以外にもこちらの返信がちゃんと届いていることを伝える意味でも欠かせない配慮となります。

いずれにせよ、あなたが対応するのはあたりまえと思っているような人と、あなたの時間をいただいて対応をしてもらっていると考えている方、どちらが取引相手として理想的なのかは言うまでもないでしょう。

フロントエンド商品を販売し、バックエンドの高額商品を販売する際などは、サポートなどでこの手の動向を調査しておくと良いでしょう。教えれば出来る人も多いですが、教えても出来ない人、合わせようとしない人も少なからず存在します。そのような相手とは、高額商品で長く深く付き合うとコミュニケーションコストが掛かりすぎる懸念があるので、バックエンドセールスの対象から外すなど対処する方がよいでしょう。

3.決済方法を絞る

マストではないですが、それでもやはり、クレジットカードの有無は取引相手を選ぶ際のリトマス紙として有効です。

今どき、クレジットカードを持っていない方はマイノリティですが、作りたくても作れない人は、総じて属性的に何らかの問題を抱えている場合が少なくありません。そしてそのような方々と揉め事になると、想定外のトラブルへと発展する懸念があります。

一般に、高額商品を分割決済するときばかりにクレジットカード利用を重視する人は多いですが、実態を踏まえると、むしろ低額のフロントエンド商品でふるいに掛けるべくカード決済しばりを付ける方が合理的です。

まとめ

日本人は、疲労感と充実感をはき違える人が非常に多いです。

それゆえに、コミュニケーションコストの掛かる、儲からない取引相手とのやりとりに問題意識を感じていない人…そこまでいかずとも「お客さんはいないよりいた方がマシ」「お客さんは1人でも多い方がいい」「売上は1円でも多く」と考える方は、割とこのあたりの落とし穴にハマりがちなのでご注意ください。

あえて売上を放棄した先に、別のオイシイビジネスに取り組む時間の余裕と、そして素晴らしいお客さんとの巡り会いが待っているものです。


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