怖いのに続きが気になる「ねないこ だれだ」≪絵本紹介≫
せなけいこさんの名作。
「ねないこだれだ」に出会ったのは数年前。
購入したのはつい先日だった。
なぜか、我が家には本が少ない。というか、かなり選りすぐりの本しかない。その、選書された数少ない絵本がそう、「ねないこだれだ」なのである。
したがって、この絵本はもう、小さなお子さまがいる家庭であれば必携本といえる。
「ねないこだれだ」の魅力とは
こんな じかんに おきてるのは だれだ?
まずは、このワンフレーズ。こどものワクワク感を爆上げして触手を伸びさせるのよ。右側にはじぃーーっと見つめるだけの目があるの。
怖いのに続きが気になる絵本って素晴らしすぎない?そのあとは、ふくろう、みみずく、くろねこ、どらねこ、いたずらねずみ、それともどろぼう……魅力的で不気味なキャラクターが次に出てくるおばけを演出している。
そして登場するおばけ。ここでページはすでにかなり消費されている。主役であるおばけはあと残り数ページで登場するのよ。なんか上から目線なおばけはちょっとかわいい。
あれ あれ あれれ……
戸惑うこどもに、
今度は、したり顔のおばけちゃん。
よなかにあそぶ子はおばけになっておばけのせかいへ連れて行かれてしまう。
怖いのに、なぜか
愛おしい せなけいこ作品
ああ。怖いのに、なぜだか愛おしさが止まらない。絵本茸家はまだしばらくは"せなけいこワールド"にどっぷり浸かりそうです。
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